気付いたら子供が汗だくに!
特に頭が水でも浴びたかのように汗で濡れてしまっている。ということはありませんか?
「特に激しい動きもしていないときにどうして?」
「ほかの子もこんなに汗をかくの?」
「何かの病気ではないのか?」
「成長してもこんなに汗っかきのままなの?」
と心配してしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は子供が汗を書く原因と対策についてお伝えしたいと思います。
目次
子供が汗を大量にかく3つの原因

原因1.子供の頭には汗腺がいっぱいあるため
汗腺とは汗を分泌する腺の事をいいます。
子供の汗腺と大人の汗腺は同じくらいあるといいます。
しかし子供の頭は大人の頭に比べて小さいですよね。
小さい頭にぎっしり汗腺があれば、仮に大人と同じ量の汗をかいていても子供の頭の方が小さいですのでたくさん汗をかいているように見えます。
また子供は汗をかくことで体温調整しているとも言われています。
あまり汗をかかないでいると、熱を体内に残し熱中症になってしまう危険性があります。
子供の場合は、そういった危険を回避する意味でも汗をかきやすくなっています。
原因2.多汗症
多汗症はストレスや体質的なものが原因のことが多いようです。
大人だけではなく、子供のうちから症状がみられることもあります。
しかしただの汗なのか多汗症なのか見極めが難しいところですよね。
見極めのポイントとしては、以下の症状を確認してみましょう。
- 手の汗が多く、折り紙やお絵かきをしている紙がしわくちゃになってしまう
- 季節に関係なく年中大量の汗をかいてしまう
- 手の皮がむけたり、湿疹が出ている
多汗症は成長するにつれて症状がよくなっていくこともあります。
しかし生活するうえで気になることが多い場合は、1度病院で診てもらうことをオススメします。
原因3.なにかしらの病気の可能性
病気の場合は、バセドー病、低血糖、糖尿病、下垂体疾患、自律神経のなにかしらの問題を患っている可能性が考えられます。
普通の汗との大きな違いとしては、頭だけではなく全身に汗とかくということです。
思い当たる点があるようなら一度病院で医師の診察を受けましょう。
汗をかかせないようにする対策は?

多汗症にはストレスが原因の場合もあります。そのためにあまりストレスをためないように心がける必要があります。
室温もこまめにチェックが必要です。しかし暑いからと言ってエアコンなどで室温を低くしすぎてはいけません。
汗腺がうまく発達しないというトラブルにもなります。
外の気温もチェックしながら室内を適温にしましょう。夏は27度、冬は20度設定でエアコンを使うのがオススメです。
子供が汗をかくのは必要な事です。汗をかかない対策をするよりは汗をかいた後のケアが大事です。
汗のにおいが気になる時の対策
子供の汗はほとんどの場合が無臭です。
しかし汗をかいてそのまま長時間しておくと菌が繁殖し、においを発することがあります。
汗をかいたら決してそのままにせず拭き取ったり、必要な場合はシャワーで洗い流しましょう。
しかし注意してほしいことは、シャンプーは1日1回にしておくということです。
あまりシャンプーをしすぎると余分な油分までも洗い流してしまい乾燥肌になりかねません。肌トラブルにもつながりますので気を付けましょう。
また食事にも気を付けましょう。好きなものだからと言って同じ食品ばかり与えると栄養が偏ってしまいます。そのことが原因で汗のにおいが気になってくることもありますのでバランスの良い食事を心がけましょう。
子供が異常に汗をかく原因と対策のまとめ
子供の汗かき3つの原因
- 子供の頭は小さいけれど汗腺は大人と同じぐらいあるため
- 多汗症の可能性がある
- なにかしらの病気の可能性がある
汗の量を減らすための対策
- ストレスを減らす
- エアコンで部屋を適温に調整する
匂い対策
- 体を清潔にして菌の繁殖を防ぐ
- バランスの良い食事を摂る
まだ小さい体の子供は汗をかくことで体温調節をしていますし、子供は気温が高い真夏でも気温の低い真冬でも常に全力で走り回ったり、大きな声をだしたりと全身を使い遊んでいます。
ですから汗かきなのは当然のことなので、あまり気にしすぎなくてもいいかもしれませんね。
逆に汗をかかないほうが体温調節をできてないなどといった問題があります。汗をかくというのは健康である証拠のようですね。
ただ汗をかいてそのままにしておくと風邪を引いてしまったり、湿疹など肌トラブルの原因になりかねません。
汗をかいたときはこまめに拭いてあげたり、着替えをさせたり、必要であればシャワーで軽く流してあげましょう。清潔に保つように心がけることが何より大切です。
子供の汗は体調に関して色々なサインを発している場合があるので、日々しっかり観察しておくようにしましょう。
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