子供を持つ親として、子供の成長を感じられることは大きな喜びです。
成長の証として、子供の身長や体重は日々気にかけていることではないでしょうか。
私にも子供がおり、定期的に測定する身長や体重をみて「前回よりこんなに大きくなてる!」と嬉しい時もあれば、「あれ?前回とそんなに変わってない。」と不安に感じる時もあります。
先日子供の参観日へ行ってきたのですが、お友達に比べてうちの子は小さく感じられ、とても不安になりました。
私のように、子供の成長を心配されている方はたくさんおられるのではないかと思い、子供の成長を促すために必要なことを紹介していきたいと思います。
目次
学年別の平均身長と体重はどれぐらい?
子供の身長や体重が心配になった時、私はまず子供の平均身長と体重を調べました。
検索して出てきたグラフに比べ、うちの子はどれほど小さいのかを把握するためです。
小学校低学年の頃に比べると、高学年は急激に大きくなっているように感じます。
男女の大きさはあまり変わらないようですね。
グラフはあくまで平均的な数値なので、この数値に足りないからといって神経質に考え過ぎるのはよくありません。
参考にする程度にして、穏やかな気持ちで子供の成長を見守りましょう。
子供の身長を伸ばすために必要な3つのこと
子供の成長において、大切にしなければならないのが生活習慣です。
規則正しい生活、健康的なからだを作ることで、子供の成長に必要な「成長ホルモン」の分泌が多く促され、子供の成長へと繋がります。
生活習慣とは、大きく分けて「栄養・睡眠・運動」の3つのことを指し、これらは健康な生活をするためにとても大切なことです。
1、 必要な栄養がきちんと摂れているか?
- たんぱく質(体重kg×2=○g/日 )
- カルシウム(600mg/日)
- 亜鉛(15mg/日)
- マグネシウム(130~240mg/日)
主にこれらの栄養素を十分に摂ることで、丈夫な骨が作られ、成長ホルモンが促されます。
近年、お菓子やジャンクフードが多く、栄養の偏りだけでなく肥満児も増えています。
必要摂取量を毎日補うのは難しいですが、少し意識するだけでも違ってくるのではないでしょうか。
2、 十分な睡眠は取れているか?
子供の成長に必要な成長ホルモンは、午後10時~午前2時に多く分泌され「ゴールデンタイム」とも言われています。
この時間に眠っていることで、子供の成長が促されます。
しかし、午後10時~午前2時に眠っていれば良いというわけではなく、このゴールデンタイムを含む十分な睡眠時間を確保する必要があります。
小学生では大体10時間ほど眠るのが良いとされ、「寝る子は育つ」とは正しくこのことから言われているのかもしれませんね。
テレビやゲーム、スマホなどの画面は、寝つきが悪くなると言われており、寝る前にはあまり見せないようにすることも大切です。
3、 適度な運動を行っているか?
運動することで、骨に刺激を与え成長ホルモンの分泌を促します。
特に軟骨を刺激するような縦の運動をすることで、身長が伸びると言われています。
縦の運動とは、ジャンプをするスポーツのことで、バレーボールやバスケットボール、縄跳びなどがあり、軽いジョギングなども含まれます。
何事も「適度」が大切で、運動においてもやり過ぎは良くありません。
骨の周りを硬い筋肉で覆ってしまうと、骨の成長を阻害してしまい、背が伸び辛くなってしまうので要注意です。
私は運動が苦手で、学校の体育の授業が大嫌いでしたが、子供の頃の成長には必要な授業だったのですね。
最近の子供は外で遊ぶ機会が減り、運動不足のように感じます。
運動不足は肥満にも繋がるので、外で遊ぶ機会を少しでも増やしてあげなければいけませんね。
どう頑張っても、全く身長が伸びないときは小児科へ
ここまで、子供の成長を促すために必要なことを挙げてきましたが、これらのことをどう頑張っても全く身長が伸びないことがあります。
何をしても身長が伸びない場合、「成長ホルモン分泌不全性低身長症(下垂体性小人症)」(以下 小人症)を疑わなければいけません。
小人症とは、成長ホルモンや成長ホルモンを促す機能に障害があり、そのせいで身長が伸びない病気です。
小人症の場合、成長ホルモンを注射して成長を促すような治療ができるので、あまりにも身長が伸びないと感じた時は、迷わず一度小児科へ受診することも必要です。
私の親戚にも、小児科を受診したことで小人症だとわかり、比較的早い段階から治療を受けることができた子供がいます。
神経質に悩み過ぎるのもよくありませんが、悩むばかりでは治療が遅れてしまうこともあります。
そのため、「何をしても伸びないな。」と感じた時は、まず小児科で相談してみましょう。
まとめ
子供の成長において、「健康なからだ作り」がとても大切だとわかりました。
「だだ食事をする」「ただ眠る」「ただ運動する」のではなく、それらが「なぜ必要なのか?」を考えなければいけません。
生活習慣を見直すことで健康なからだ作りができ、そのことが結果子供の成長を促すことに繋がります。
子供の身長だけに目を向けて神経質になるのではなく、「子供の健康のために」と考えてあげればあまり苦にならないのではないでしょうか。
私も子供のためにできることから始めてみて、それでも「小さ過ぎないか?」と感じた時は、一度小児科へ相談に行きたいと思います。
コメントを残す