先日、娘の手や足の指先の皮がポロポロとめくれる事件が発生しました。
今までにも、指先を舐めてふやけてめくれてしまうことはありましたが、
そんな程度でもなく「まさか水虫!?」と焦りました。
我が家には下に赤ちゃんもおり、
下の子に感染でもしたら大変だなと心配になりました。
「赤ちゃんだから水虫なんてならない」
という考えは大きな間違いです。
赤ちゃんでも水虫になります。
そこで、赤ちゃんの水虫の症状や予防法をご紹介したいと思います。
目次
赤ちゃんが水虫になる原因
水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビ菌が原因です。
みなさんご存じの通り、カビ菌は高温多湿を好み
「カビが発生しやすい場所=水虫になりやすい場所」と言えるでしょう。
家の中では、脱衣場のバスマットや和室の畳などに多く繁殖します。
では、なぜ赤ちゃんは水虫になるのでしょうか。
① 抵抗力が弱い
赤ちゃんは抵抗力が弱く、ちょっとした雑菌でも水虫を発症してしまいます。
② 家族の中に水虫がいる
「うちの家族は水虫がいないから。」と安心してはいけません。
隠れ水虫、痒み等の症状のない水虫も存在します。
最近では女性の水虫も多く、
ハイヒールやブーツ、ストッキング等を長時間履くことが原因と言われています。
③ 長時間靴や靴下を履かせる
怪我をしないように、と赤ちゃんの頃から靴や靴下をしっかり履かせてしまうことで、
足が蒸れてしまうことがあります。
特に赤ちゃんはよく汗をかくので、
長時間履かせっ放しにならないように気を付けなければいけません。
赤ちゃんが水虫になると、どんな症状がでるの?
水虫といっても症状はさまざまで、
皮がめくれて痒みがあるだけではありません。
では、どのような症状があるのでしょうか?
① 爪水虫
白癬菌が爪の中で増殖し、白く厚みのある爪になります。
症状が進むと、爪がポロポロと落ちていきます。

② 趾間型足白癬(しかんがたあしはくせん)
指と指の間にできる水虫です。
痒みがあり、白く乾燥していたり赤くなって皮がめくれたりします。

③ 小水庖型足白癬(しょうすいほうがたあしはくせん)
足の裏に小さな水疱ができ、潰れると粘液が出てきます。

④ 角質増殖型足白癬(かくしつぞうしょくがたあしはくせん)
足の裏に白癬菌が増殖し、皮膚が厚くなります。
自覚症状がほとんどなく、気付かないことが多いです。

⑤ 手白癬(てはくせん)
足の水虫同様、爪や指の間に症状が出ます。
手荒れと判断が付き難いことが多いですが、
自己判断せず早い段階での受診が必要です。

赤ちゃんの水虫の治療に市販薬はあるの?
子供の水虫の場合、残念ながら市販薬はありません。
大人用なら市販薬はありますが、
肌の弱い赤ちゃんに使うのは心配です。
また、大人・子供に関係なく、
水虫の種類や症状によって適切な治療法が変わってきます。
水虫ではないかと感じたら、
小児科や皮膚科を受診して飲み薬や塗り薬を処方してもらいましょう。
赤ちゃんの水虫に予防法はある?
先に挙げたように白癬菌は高温多湿を好むので、
清潔にして乾燥させることが一番の予防法です。
① からだの清潔を保つ
石鹸をしっかりと泡立てて、
体の隅々を綺麗に洗ってあげましょう。
赤ちゃんの小さい指の間等は、
洗い残しが多いので、特に気を付けましょう。
そして、洗った後はタオルで水気を拭き取り、
しっかりと乾燥させてあげることが大切です。
② 家の中を綺麗にする
赤ちゃんがハイハイを始めれば、
とても可愛いですが家の中のあちらこちらへ移動することができます。
白癬菌が多くいる場所に行って、感染してしまうことだってあります。
毎日完璧に掃除することは難しいですが、
せめて高温多湿の場所を重点的に掃除し湿気がこもらないようにするだけでも十分に予防できます。
③ 家族も予防する
可愛い赤ちゃんに水虫を感染させないよう、
家族もしっかりと予防しましょう。
まとめ
水虫は中高年の男性がなるものだと思っていましたが、
抵抗力が弱い赤ちゃんも水虫になることがあるのですね。
予防法として、
- からだを清潔に保つ
- 家の中を綺麗にする
- 家族も予防する
これらのことを意識して、しっかりと予防しましょう。
それでも、もし赤ちゃんが水虫になってしまったら、
速やかに受診して症状に合ったお薬を処方してもらいましょう。
赤ちゃんは自分で痛みや痒みを訴えることができません。
そのため、普段からからだの隅々を観察してあげることが大切ですね。
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