川崎病の症状と原因について!再発したり人にうつるというのは本当?

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4歳以下の子に多く見られる川崎病。
あまり耳にすることもない病気かもしれませんが、かかると入院が必要な恐い病気です。

夏と冬に発症が多くなるため、これからの時期注意しなければならない病気でもありますね。今回は川崎病についてお伝えしていきたいと思います。

川崎病とは

川崎病はいまだに原因が分かっていない病気の一つです。
何故川崎病かと言うと、この病気を発表した方の名前が「川崎富作さん」だから。

4歳以下の子どもに多く見られ、男の子がかかることが多い病気です。
再発する可能性は2~3%と言われています。

どんな症状が出るの?

① 全身の血管に炎症を起こす
② 5日間以上続く高熱
③ 水疱を伴わない赤い発疹
④ 首のリンパの腫れ、手足の指先が真っ赤に腫れる
⑤ うさぎのような赤い目
⑥ 口紅を塗ったように赤い唇や、イチゴ舌

このように、見た目でも分かる症状がたくさん現れるのが特徴です。
これらの症状が出た時は川崎病を疑い、急いで医療機関の受診を。

子供の熱が3日以上下がらない時の対処法

子供の手足や全身に発疹が出てしまった時の対処法

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後遺症が残るケースも

心臓の筋肉を動かすために、酸素や栄養を送っている「冠状動脈」というのがあるのですが、川崎病はこの冠状動脈に後遺症を残すケースがあります。

後遺症は具体的には血管にこぶができたり、血管が拡張してしまうというものです。
全患者数の内、約10%の子がこの後遺症が残ると言われています。

これらは一時的なもので、自然と治ることも多いのですが、こぶによって血栓ができてしまい、死亡するケースも。なので基本的には薬や手術などによる治療が必要となります。

川崎病は人にうつる?

川崎病は近年発生率が高くなり、年々記録を伸ばしている状態です。
川崎病は人にうつることはないと言われています。

また、発症にはどうやら遺伝子が関係しているようだということが分かってきました。遺伝の要因+原因物質により、発症するのではないかという説が有力です。

今原因物質としてあげられているのは、カンジタ菌、サンギス菌、ウイルス、リケッチア、農薬、水銀、溶連菌、ダニで、これらが今研究されている所。

特に中国の北東部から風によって運ばれてくる、カンジタ菌が原因ではないかという説が出ています。

専門の医療機関で検査、治療を

川崎病は心臓の検査なども行うため、川崎病に対応できる病院でないと治療ができません。

しかしそういったところは大きい病院も多いと思いますので、かかりつけなどに行き紹介状を書いてもらうといいかもしれませんね。

まとめ

今回は川崎病についてお伝えしてきました。
実は川崎病は、発表されてから50年ほどしか経っていない新しい病気。

そのため、予後がどうかといったことはまだ完全には分からない病気なんです。
しかし次第に原因と思われるものも判明しつつあるので、予防するための方法や、治療法もいろいろ見つかるかもしれませんね。

川崎病は日本や韓国での感染報告がほとんど。
しかし世界で研究が行われている病気なんです。
一日も早く、原因の究明と川崎病に効く薬が開発されることを祈ります。

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