おたふく風邪の予防接種の料金と必要回数は?無料で出来る方法もある?

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以前は春から夏にかけての感染が多かったおたふく風邪。
今は一年間を通して、時期に関係なくうつることが多いようです。

小さいうちにかかってしまえば軽く済むことが多いおたふく風邪ですが、大人になってからかかると重篤な症状になってしまう怖い病気です。

今回はそんなおたふく風邪と、予防接種についてご説明していきます。

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おたふく風邪とは?

おたふく風邪は「流行性耳下腺炎」と言われ、ムンプスウイルスによって引き起こされる病気です。

感染してから症状が出るまでは2~3週間。感染しても症状が出ない場合もあり、特に1歳以下の乳児の場合は症状が出ないことの方が多いようです。

咳やくしゃみなどでうつります。

どんな症状が出るの?

おたふく風邪の一番特徴的な症状は、耳下腺部の腫れと痛み、そして発熱です。
耳の下やほっぺの後ろ側が腫れることが多いのですが、顎の下が腫れることもあります。

始まりは片側からが多く、次第に両側が腫れてくるのですが、片側しか腫れない場合も。

また片側しか腫れなかった場合、治ったと思ったのにもう片側が腫れてきた…というケースもあります。

もしお子さんの耳下腺が腫れていて、痛がる場合はおたふく風邪が考えられますので病院へ行ってください。

痛みがひどいと食べ物を噛むことができなくなったり、飲み込めなくなったりします。

子供の熱が3日以上下がらない時の対処法

何故予防接種を受けるの?

軽症で済むことが多いおたふく風邪ですが、無菌性髄膜炎や脳炎、また難聴などを引き起こす場合があります。

予防接種は感染リスクを防ぐ効果もありますが、もし万が一かかってしまっても重症化させないためにあるものです。

なるべく予防接種を受けておきたいですね。

おたふく風邪の予防接種の料金は?

おたふく風邪は現在任意接種となっているため、自治体ごとにも病院ごとにも料金がちがいます。

大体平均すると一回につき5000~7000円ですが、一部の自治体では助成金を出している所も。お住まいの自治体に問い合わせるなどしてみてください。

助成金が出ている地域では、大体3000~4000円くらいになるようです。
自治体によっては、初回は自己負担で2回目に助成金を出すというところや、その逆のところなどもあるようです。

定期接種になる予定ですが、今のところ無料で受けられるところはほぼ無いと言えます。

いつ予防接種を受けたらいいの?

1歳になったら初回を受け、2~4年あけた後に2回目を受けます。
そうすることでよりしっかりした免疫がつきやすく、効果が期待できます。

定期接種になる予定のおたふく風邪ワクチンですが、定期接種を待って期間を伸ばしてしまうと効果が薄くなってしまう場合も。

大人になってからかかってしまうととても危険ですので、しっかり期間内にうけさせてあげてください。

予防接種の上手なスケジュールの組み方はこちら

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副作用はあるの?

おたふく風邪のワクチンは生ワクチンです。
生ワクチンというのは、毒性を弱めた生きた菌を体に入れ、抗体を作るというもの。

そのためまれに接種後2~3週間に一時的に熱が出たり、耳下腺が腫れてくることがあります。また2000~3000人に1人という低い割合ですが、無菌性髄膜炎にかかることも。

接種して16日前後あたりに嘔吐や発熱がある場合は念のため病院を受診し、おたふく風邪の予防接種を受けたことを伝えてください。

無菌性髄膜炎は予防接種をしない状態だと100人に1人の確率で感染する可能性があるものですので、副作用があるからといって接種をやめるようなことはしない方がいいと思います。

まとめ

おたふく風邪に関するお話でした。
保育園に勤めていると、やはりおたふく風邪の流行は定期的にやってきます。

またこのおたふく風邪はとても厄介で、潜伏期間が2~3週間もあるために、なかなか流行の波がおさまりません。

完治するまでに1~2週間かかるのですが、その子が出てくるころに別の子に症状が出る…といった調子で、だらだらと流行が続いてしまうのが特徴です。

おたふく風邪が流行し始めた時は園の方からお知らせも出ると思いますので、流行が去るまで手洗いうがいを念入りにさせてあげてくださいね。

また身近におたふく風邪にかかっていない大人がいる場合は、特に注意するようにしてください。

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