小さなお子さんがいる場合、インフルエンザが流行するシーズンを迎えると外出するたびに不安になると思います。
毎日しっかりと予防をしていても、インフルエンザにかかってしまうこともありますよね!
そんな時は医療機関を受診して抗インフルエンザ薬を処方してもらうことが多いですが、漢方薬の中にもインフルエンザの症状を和らげてくれるものがあるってご存知でしたか?
「抗インフルエンザ薬を飲んで大丈夫なのか不安・・・」
「因果関係はわからないと言ってもタミフルは飲ませたくない」
そう思っているママたちもいると思います。
そこで今回は、インフルエンザの時に効果がある漢方薬の情報についてお伝えします。
目次
インフルエンザになった!効果のある漢方薬は?
インフルエンザの治療薬で有名なのが「タミフル・リレンザ・イナビル」の抗インフルエンザ薬だと思います。
でも、インフルエンザには漢方薬も効果があるんです!
インフルエンザに効果がある漢方薬は以下の物になります。
麻黄湯(まおうとう)
風邪の引き始めの症状に効果があると言われている漢方薬で、発熱や関節痛、悪寒などといった症状に効果があります。
インフルエンザになってしまうと、こういた症状が身体に現れますので、この症状を緩和するために処方されます。
この漢方薬は薬局でも市販されているため、医師の診察を受けなくても購入することが出来ます。
風邪やインフルエンザといった症状のほかにも、リウマチや喘息、肺炎などの時にも処方されることがあります。
インフルエンザに麻黄湯が効くワケは?
麻黄湯は身体を温め汗をかくことを促す作用をします。
麻黄湯はウイルスを体の外に出そうとする働きを高め、手助けしてくれる効果があり、つらい症状から早く回復することが期待出来ます。
また、タミフルなどの抗インフルエンザ薬と同じような働きもあり、関節痛の痛みを和らげる効果はタミフルよりも早いという実験結果もあります。
最近では、インフルエンザの治療に積極的に漢方薬の処方を取り入れる病院も増えてきています。
参考⇒おすすめの麻黄湯はこちら
麻黄湯は子供でも飲んでいいの?

麻黄湯を飲むことが出来る年齢は2歳以上で、この年齢になったお子さんには処方しているお医者さんもいます。
因果関係ははっきりとわかっていませんが、タミフルで異常行動を起こしたのではないかという憶測も飛んでいましたので、そういったことが心配な方はお医者さんにそうだんして麻黄湯を処方してもらえるか確認してみてください。
麻黄湯は市販されている漢方薬ですが、子供に与える場合はしっかりと説明書を読んで飲ませるようにしてください。
子供に飲ませる量が自分では判断できないという場合もあると思いますので、その時はやはり医療機関を受診して処方してもらうのが安心です。
葛根湯で症状緩和を!
風邪薬としても有名な漢方薬の葛根湯。
インフルエンザの時も処方されることが多く、風邪の初期症状である頭痛や発熱、寒気に効果があります。
発症した初期の頃、1日~2日ころに使うのが効果的です。
風邪やインフルエンザの時以外には、中耳炎や扁桃腺炎、蓄膿症、じんましんなどといった症状の時にも処方されることがあります。
こちらも薬局で買うことが出来ます。
麻黄湯と葛根湯、使うならどっち?
二つの漢方薬をご紹介しましたが、実際にどのように使い分けたら良いのでしょうか?
麻黄湯は、関節痛や頭痛といった症状がひどい場合に処方されることが多い漢方薬です。
このことからも、症状がひどいときには麻黄湯を飲むほうが良いと言えます。
「症状が強い時は麻黄湯」と覚えておいてください。
葛根湯は風邪薬としてとても有名な漢方薬ですよね!
薬局に麻黄湯がなかった場合には、葛根湯を飲むのでも大丈夫です。
漢方薬でインフルエンザの症状を緩和することは出来ますが、つらい状態が続く場合は自己判断せずに医療機関を受診するようにしてください。
まとめ
- 「麻黄湯」はインフルエンザに効果がある
- 「麻黄湯」はタミフルと同じような効果がある
- 「麻黄湯」は2歳以上から服用することが出来る
- 「葛根湯」はインフルエンザの症状を和らげてくれる
- 症状が強い時は「麻黄湯」を服用すると良い
インフルエンザの時に効果がある漢方薬は「麻黄湯」と「葛根湯」です。
中でも「麻黄湯」はタミフルよりも関節痛に作用するのが早く、身体に強い辛い症状が起きたときに利用すると良く、症状を和らげてくれることが期待出来ます。
麻黄湯は2歳以上になると服用することができますので、抗インフルエンザ薬ではなく漢方薬を処方してもらいたいという場合にはお医者さんに相談してみると良いでしょう。
また、代表的な風邪薬としても有名な葛根湯も、頭痛や発熱などといった症状を和らげてくれる効果があります。
どちらも薬局で市販されていますが、お子さんに飲ませるときは説明書をよく読んで飲ませるようにしましょう。
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