家族の誰かがインフルエンザに感染してしまったとき、感染を広げないためにみんなで予防をしますよね!
同じ屋根の下で過ごしていると、家族の他の誰かに感染するリスクが高まってしまいます。
ここで気になるのが「お風呂」です。
食事の時間をずらしたり、マスクをつけて過ごすなどしていても、お風呂のような密閉された空間だとウイルスが残ってしまうことも考えられます。
そこで、お風呂が原因でインフルエンザに感染してしまうことがあるのかについて調査してみました!
目次
インフルエンザはお風呂で感染するの?
お風呂でインフルエンザに感染してしまう可能性は低いです。
インフルエンザのウイルスは、「気温20度以上・湿度50パーセント以上」の環境では感染する力が急激に弱まります。
このため、湿度が高くて浴室の温度が高いお風呂でインフルエンザに感染してしまう可能性は低くなりますが、全く感染しないということではありません。
お風呂場の温度が低かった場合はウイルスの感染力も弱くなりませんし、弱まったとしても3パーセントほどのインフルエンザウイルスは生き続けています。
インフルエンザウイルスはお風呂のような場所ではあまり生きられないため感染力は弱まりますが、ゼロになるわけではないのでインフルエンザの人の後に入浴するのはやめましょう。
インフルエンザになっている人の後に入浴する場合は、入る前にしっかり換気をしてウイルスを浴室の中にとどめておかないようにしてからお風呂に入りましょう。
インフルエンザの感染経路は?
インフルエンザの感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」があります。
「飛沫感染」は、インフルエンザに感染している人が咳やくしゃみをしたときにウイルスが飛散し、それを健康な人が吸い込むことで感染します。
「接触感染」は感染した人の咳やくしゃみからウイルスが手などに付き、そのまま手を洗わずにドアノブなどに触ってしまい、そのドアノブなどを健康な人が触ってしまうことで起きます。
ウイルスが付いた手で口や鼻、目などを触ることで感染してしまうのです。
インフルエンザに感染している人がお風呂に入り、咳やくしゃみをすることでウイルスが浴室に漂うことになります。
感染力が弱まりますが、お風呂場が感染経路になってしまうことも多少はあります。
インフルエンザ予防!正しい手洗いの方法
インフルエンザにならないためには、しっかりと予防をすることが大切になります。
手洗いの実施は予防をするにあたってとても大切になりますので、正しい手の洗い方をご紹介します。
①流水でしっかりと手を濡らす
②薬用せっけんや消毒薬を手のひらにのせる
③手のひらを洗う
④片方の手のひらで手の甲を包み込むように洗い、反対の手の甲も同じように洗う
⑤指の間をよく洗う
⑥指もしっかりと洗う
⑦親指の周りもしっかり洗う
⑧手のひらを使って指先や爪を洗う
⑨両方の手首を洗う
⑩流水で洗い流す
⑪ペーパータオルや清潔なタオルで手を拭く
このような手順で手の隅々までしっかりと洗い、インフルエンザに感染してしまうことを予防しましょう。
インフルエンザにならないために
インフルエンザに感染してしまうことを予防するためには、うがいや手洗いなど、日ごろからの心掛けが大切になります。
インフルエンザはとてもつらい感染症です。
小さなお子さんや高齢者、妊婦さんが感染してしまうと、合併症などの危険もあります。
感染しないために予防を心がけましょう。
予防法①予防接種をする
インフルエンザの予防接種を受けておくことで、万が一インフルエンザに感染しても症状を軽く済ませることが期待出来ます。
流行する前に予防接種を受けましょう。
予防法②適度な湿度を保つ
空気が乾燥してしまうと喉の粘膜の防御機能が弱まってしまいます。
加湿器などを使ってお部屋の湿度を50パーセント~60パーセント程度に保ちましょう。
予防法③バランスの良い食事
栄養バランスの取れた食事をすることで体の抵抗力を高めることが出来ます。
予防法④しっかり休む
身体を休めることも抵抗力を高めることにつながります。
身体を休め、たっぷりと睡眠を取るようにしましょう。
予防法⑤人混みは避ける
インフルエンザが流行している時は人混みに行くとインフルエンザに感染するリスクが高まります。
やむを得ない場合以外は人混みを避けましょう。
まとめ
- お風呂でインフルエンザに感染することはほとんどないが全くないわけではない
- インフルエンザウイルスはお風呂のような高温多湿の場所では感染力が弱まる
- 感染力が弱まって3パーセントほどのウイルスは生きている
- 感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」
- 正しい手洗いでインフルエンザを予防しよう
- インフルエンザに感染しないためには予防を心がけることが大切
お風呂がインフルエンザの感染経路になってしまうことはほとんどありません。
でも、インフルエンザウイルスは高温多湿の場所だと感染力が弱まりますが、全く感染しないというわけではないので、インフルエンザの患者さんの後に入浴することは避け、入浴する場合はしっかりと換気をしましょう。
インフルエンザは「飛沫感染」と「接触感染」で感染してしまいます。
うがいや手洗いなど、しっかりと予防をすることで感染するリスクを減らしましょう。
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