私の友人で、生理だと思ったら妊娠中の出血だったということがありました。
「妊娠中の出血」と聞くととても危険なことのように感じますが、彼女は至って正常で何の問題もなく元気な赤ちゃんを産みました。
また別の友人は、妊娠中に出血して子宮外妊娠だったことがあります。
この友人の場合は、出血の後に激痛に襲われ病院に運ばれた時はとても母子ともにとても危険な状態だったそうです。
妊娠中の出血にも、大丈夫なものとそうでないものがあるようです。
でも、その見分け方ってよく分からないですよね?
そもそも、妊娠に気付かないうちに出血があると生理が始まったのだと勘違いすることもあります。
そこで妊娠中の出血とその見分け方についてご紹介したいと思います。
妊娠超初期に起こる着床出血とは?
妊娠超初期とは、一般的に妊娠0~4週目までの妊娠1ヶ月頃を指します。
その間の出血は、「着床出血」の可能性が高いです。
着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床する際に起こる出血のことです。
この着床出血は、妊娠すると必ず起こるものではなく、有る人と無い人がいます。
この出血がある時期が生理予定日に近いために、生理が来たのだと勘違いしてしまうこともあります。
着床出血の出血の量は極少量で、茶色・ピンク・赤など個人差があります。
着床出血ならすぐに終わるので、その辺りが生理との違いではないでしょうか。
生理と着床出血の見分け方について
着床出血の時期は、生理予定日が近いことから生理だと思って妊娠に気付かないことがあります。
生理の初期症状と妊娠超初期の症状もとてもよく似ており、いつも通り生理が来たと勘違いしてお薬を飲んでしまうこともあります。
気付かなかったとはいえ、妊娠中にお薬を飲んでしまうのってとても怖いですよね。
では、どのようにして判断すれば良いのでしょうか?
一番手っ取り早く分かりやすいのが、妊娠検査薬を使用してみることです。
でも、妊娠検査薬で陽性反応が出るのは妊娠超初期ではなく、それ以降の妊娠4週目以降だと言われています。
生理開始予定日から1週間後辺りに検査するのが一般的です。
そのため、時期早々に妊娠検査薬をして陰性が出ていても、後日再検査をすると陽性に変わることがあります。
では、その前に妊娠を知る方法はないのでしょうか?
それは基礎体温を測ることです。
生理なら基礎体温は下がりますが、妊娠なら基礎体温は上がったままです。
そのため、出血があっても基礎体温が下がっていなかったら妊娠していると言えるでしょう。
引用元:たまGOO
着床出血と危険な出血の違いについて
先に挙げたように、妊娠超初期での少量の出血は着床出血の可能性が高いです。
ただ、危険な出血の場合もあるので、安心してはいけません。
着床出血の場合は、出血の量は少量で2~3日で治まります。
生理痛のような下腹部痛を感じることもあります。
危険な出血の場合は、出血の量が多く1週間ほど続きます。
生理痛よりももっと強い痛みがあり、痛みが治まらないようなら流産や子宮外妊娠の疑いもあるので、速やかに産婦人科を受診するようにしましょう。
まとめ
妊娠中に出血するととても危険なもののように感じていましたが、着床出血の可能性もあるのですね。
ただ、着床出血が起こるのは妊娠超初期で、この時期に妊娠に気付いている人は少ないです。
生理が開始したと感じても、極少量で2~3日程度で終わるようなら妊娠を疑った方が良いでしょう。
ただ危険な出血もあり、出血の量が多く強い痛みを感じるようなら、初期流産や子宮外妊娠の可能性があるので速やかに受診が必要です。
自分が妊娠しているのかそうでないのかの違いは基礎体温で判断することができ、「生理=低い」「妊娠=高い」と覚えておきましょう。
基礎体温は女性の健康管理にとても役立ってくれるので、普段から基礎体温をチェックしておくのも良いですね。
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