赤ちゃんのいるお母さんが家でカビを発見すると、「赤ちゃんに影響が出ないかな?」と心配になってしまいますよね。
私の主人は転勤族で、5年くらいのスパンで引っ越しをしています。
1年半前に今の住まいに引っ越してきたのですが、ここは築30年以上たっているコンクリート製の社宅です。
引っ越してきて1番最初に感じたのが〝カビ臭い″という事でした。
あたしと主人だけなら我慢できますが、私たちには当時3ヶ月の娘も一緒で、〝何か対策と取らなくては…″と感じた私はすぐにカビについて調べました。
今日はカビが赤ちゃんに与える影響などご紹介していきます。
目次
カビが赤ちゃんに与える影響とは?
やはり赤ちゃんに与える影響として一番気になるのが病気ですよね。
カビが原因でなる赤ちゃんの病気として代表的なものですと、
- アレルギー性鼻炎
- 喘息
- アトピーなどの皮膚疾患
- カビ肺炎
- 鵞口瘡
などがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は鼻から吸い込んだ異物が鼻の粘膜を刺激することによって起こります。
異物とは、花粉、ハウスダスト、カビ、ダニ、ホコリなどです。
刺激された粘膜では毛細血管が拡張して、結果として腫れてしまうことで空気の通り道がふさがり、鼻水がでます。
子どものうち、10人に1人ほどがアレルギー性鼻炎とされており、比較的よく見られる疾患です。
しかしよく見られる疾患だからといってあなどってはいけません。
アレルギー性鼻炎には遺伝性があり、両親がアレルギーを持っている場合ではかなりの割合で赤ちゃんにも発症します。
保護者がアレルギー性鼻炎の場合は、アレルギーを引き起こす原因となりそうなものを遠ざけておくことが必要です。
喘息
喘息を引き起こす原因は様々あると言われていますが主な原因は、アレルギーと気道過敏症です。
アレルギー性の喘息は、花粉やカビなどを吸入すると、それが抗原(アレルゲン)となり、生体にIgE抗体(レアギン)がつくられます。
そこへ再びアレルゲンが入ってくると、喘息症状が発作的に起こります。
突発的に咳が続くので呼吸が非常に苦しくなります。
アトピー
強いかゆみや湿疹、かぶれなどにおそわれるのがアトピー性皮膚炎です。
アトピーになる原因は様々ですが、ダニやカビが原因となることが多いのです。
ここ最近でピティロスポルム(マラセチア)という菌に対して陽性反応を示す人が増えて注目されています。
このカビは誰の皮膚にも存在するのですが、顔、首、上半身の皮膚の脂の分泌が多く、かゆみやフケを発生させます。
カビ肺炎
カビ肺炎は、夏型過敏性肺炎とも言われていて、本格的な梅雨の時期になると、カビ肺炎を発症してしまう赤ちゃんが増えてきます。
トリコスポロンというカビの胞子を何度も吸いこむことが原因でアレルギー反応を起こし、肺炎の症状が出ます。
症状は風邪と同じで咳、発熱、頭痛等であって夏風邪に似ています。
しかし似ているからと言って軽く考えがちですが、こじらせると死にいたることもあるので要注意な病気です。
鵞口瘡
鵞口瘡とは、カンジダというカビが口中に生えた症状を言います。
原因は、哺乳瓶や赤ちゃんの指についた、カンジダ菌が口中に入ることです。
口中にカビが生えると、頬の粘膜や上顎に白いミルクのカスのようなものが付きます。
ミルクのカスであればこすると落ちますが、鵞口瘡の場合はこすっても落ちません。
治療をしなくても治る事もありますが、念のために病院を受診することをオススメします。
そして感染を予防するために、赤ちゃんが口にするものは全て洗浄消毒が重要であります。
赤ちゃんと暮らしているとカビが発生しやすい?
赤ちゃんがいるとどうしても室温は20℃以上にし、乾燥を防ぐために加湿をします。
この環境は実はカビが発生しやすい環境なのです。
また赤ちゃんは多くの汗をかきます。
ですので、布団などをそのまま敷きっぱなしにしているとカビが生えてしまう原因になるのです。
カビを発生させないためにも定期的に窓を開けて空気の入れ替えをしたり、赤ちゃんが使っている布団は天日干しをする対策が必要です。
できてしまったカビはどうしたらいい?
どんなに気を付けていても気付いたらカビが発生してしまっている場合もあります。
そんな時はすぐに除去しましょう。
まずはマスクとゴム手袋をします。(メガネなどもあればなおいいです。)
1)酢をつけた雑巾でカビを拭き取る
酢は殺菌効果が非常に高く、カビを死滅させることが出来ます。
酢ならご家庭にもありますし、いつでもできますね。
専用のスプレータイプのものもあります▼
2)拭き取った後は「重曹水」を吹きかける
重曹を水で溶かしたものをスプレーで吹きかけます。
重曹は体に害もないので、小さな子供がいる家庭でも安心に使うことが出来ます。
カビ対策をしっかりし、赤ちゃんを守ろう
カビは非常に怖い菌でが、発生しやすいのも事実です。
カビが原因で赤ちゃんが病気になるのは避けたいものです。
ますはカビを発生させないように
- 定期的に室内を換気する
- 布団などは天日干しする
を心がけましょう。
また発生してしまったカビを見つけた時はすぐに除去するようにしましょう。
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