新生児の呼吸が早い原因は?考えられる病気と対処法について

我が家には生後6ヶ月になる赤ちゃんがいます。

赤ちゃんは色々と気を付けないといけないことばかりで、毎日が不安と戸惑いばかりでした。

新生児の頃は特に不安で、グッスリ眠ってくれるのは嬉しいけど「ちゃんと呼吸しているかな?」と確認していました。

新生児の頃って呼吸が早いし、「苦しいのかな?」と感じることも多々ありました。

では、なぜ新生児は呼吸が早いのでしょうか?

原因が分かれば心配が少し減りますね。

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新生児の正常な呼吸数はどれぐらい?

新生児の呼吸が早かったり荒かったりすると、病気ではないかと心配になります。

でも新生児の呼吸が早いのは普通のことで、心配する必要はありません。

新生児は体の作りが未熟で、それは呼吸に関しても同じです。

また、体力のない赤ちゃんが少し手足を動かしただけでもすごくハードな運動なので、呼吸が早くなるのは当たり前のことのようです。

では、新生児の正常な呼吸数はどれぐらいなのでしょうか?

引用元:http://heart-clinic.jp

表にあるように、新生児の呼吸数は1分間に40~50回です。

小学生の子供が18~22回なので、約2倍以上新生児の呼吸が早いことが分かります。

そのため新生児の赤ちゃんが荒々しく早い呼吸をしていても、それほど心配する必要はありません。

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息苦しそうにしているときに考えられる病気と対処法は?

先に挙げたように、新生児の呼吸は元から早いので多少荒々しく息苦しそうにしていても、心配する必要はありません。

ただ、病気が原因で呼吸が早くなっていることもあります。

しばらく続くようであれば、次のことに注意してあげて下さい。

●発熱や咳込みがある

風邪などの症状が原因で呼吸が苦しくなっている場合があります。

鼻が詰まっている場合は、吸引器などで鼻水を吸い取ってあげましょう。

赤ちゃんは免疫機能が弱いため、軽い風邪であっても肺炎や気管支炎になって悪化してしまう可能性があります。

機嫌が悪く咳込みが治まらないようであれば、早めに小児科を受診するようにしましょう。

●呼吸が荒く、音がする

呼吸の際に、ゼーゼー・ヒューヒューなどの音がする場合は喘息や気管支炎の可能性があります。

赤ちゃんは気管支が細くて痰が絡まりやすいので、苦しそうであれば小児科へ受診するようにしましょう。

●唇や皮膚が青ざめている

酸素不足になると、唇や皮膚が青ざめてくるチアノーゼの症状が出てきます。

チアノーゼは心臓や肺の病気が考えられるため、早急に小児科を受診しましょう。

●呼吸時に肋骨の間や下がへこむ

赤ちゃんの肋骨の間や下がへこむ場合は、呼吸器疾患の可能性があります。

苦しそうにしていてこの症状がある場合は、早急に小児科を受診しましょう。

新生児がなる呼吸窮迫症候群とは?

新生児が呼吸困難になる病気を「新生児窮迫症候群」といいます。

肺を膨らませる機能が未熟なために起こります。

肺を膨らませるためにはサーファクタントという物質が必要ですが、これは妊娠33~34週の頃に作られます。

そのため、それより前に産まれた赤ちゃんは新生児窮迫症候群になる可能性があります。

早く産まれてしまった赤ちゃんは、より注意して呼吸を観察しなければいけません。

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まとめ

赤ちゃん、特に新生児は呼吸が早くて心配になるママは多いと思います。

赤ちゃんは呼吸機能がまだ未熟なため、呼吸が早くなってしまうのは当たり前のことです。

必要以上に心配する必要はありません。

ただ病気などが原因で呼吸が荒くなっていることもあるので、注意しなければいけない場合もあります。

  • 発熱
  • 呼吸が荒く、音がする
  • チアノーゼ
  • 肋骨の間や下がへこむ

これらの症状がある場合は、呼吸器疾患の可能性があります。

早急に小児科を受診しましょう。

また、妊娠33~34週以前に産まれた赤ちゃんは「呼吸窮迫症候群」になる可能性があるので、出産後は呼吸に注意して観察しなければなりません。

これらのことを考えると赤ちゃんの呼吸が早いと心配になってしまいますが、機嫌が良く苦しそうにしていなければ、神経質に心配する必要はありません。

頭の片隅にでも置いておいて、リラックスして赤ちゃんとの時間を過ごしましょう。

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