子供が嘔吐したらすぐに病院に行くべき?適切な対処法について

子供が急に嘔吐するととても驚きますよね。

しかも子供の嘔吐は思っている以上に勢いよく出てしまうことも多いです。

自分が吐いてしまってびっくりして泣き出す子もいれば、ぐったりとしてしまう子も
いるかもしれません。

子供の嘔吐に驚いて大人が慌ててしまうこともあるかと思います。
今回はそんなときに慌てず対応できるよう、病院受診のタイミングや対処法をご紹介していこうと思います。

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子供が嘔吐!!急いで病院に行くべき!?

子供の嘔吐は突然起こることが多く、数時間前まで元気に遊んでいたはずなのに!と驚いてしまいます。
勢いよく嘔吐してしまった我が子、何か病気なのではと心配になりますよね。

まずは大人が冷静になって子供の状態や、嘔吐の原因を考えてあげましょう。

たとえば乳児の場合、ミルクや母乳を飲みすぎたことや、うまくげっぷが出せなかったことにより吐いてしまうことがあります。噴水のように吐き出して、びっくりして泣いてしまう子もいますがこの場合泣き止むといつものように遊び始めることが多いです。

この場合は受診の必要はありません。自宅でゆっくり過ごしてほかに変化がないか観察してください。もし、熱が出てきたり、激しく泣いたりするようなことがあれば受診するといいでしょう。一度かかりつけの病院に電話して相談してみるとより安心ですね。

そして嘔吐の原因で一番多いのが、感染性胃腸炎です。
感染症には細菌性とウイルス性があります。細菌性はいわゆる食中毒で集団で感染することが多く夏場に流行しやすいものです。

ウイルス性はノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスなどのウイルスが体内に入ることで感染します。

どちらも下痢を併発することが多いので、脱水症状に注意することがとても大切です。

感染性胃腸炎の場合、短時間で数回嘔吐を繰り返すことが多いです。
そのため、すぐに病院へ向かうと道中で何度も吐いてしまうこともあり、子供の大人も大変な思いをしてしまいます

数時間経過すると嘔吐の回数も落ち着き、吐き気が治まってくるといわれていますので、そのタイミングでの受診が良いかと思います。

ただし、嘔吐がなかなか治まらないときや、ほかの症状を伴う場合、意識がない、痙攣しているなどの命の危険を感じる場合はすぐに病院を受診しましょう。

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嘔吐しても慌てないで!適切な対処法は?

子供が嘔吐してしまったとき、まずほかに症状がないか確認してみましょう。

嘔吐の時に気を付けたいのが、吐いたものでのどを詰まらせない体勢を取らせることと、脱水症状です。
そして周りの家族への二次感染も気を付けたいポイントです。

吐いたもので喉をつまらせない

嘔吐物でのどを詰まらせないために、体を起こしておきたいところですが、具合が悪いと横になっていたいですよね。

そんな時は体を横向きにして寝かせ、体の下にバスタオルなどを折りたたんだものを入れて上半身を少しだけ高くしておきます。
そうすることによって万が一突然嘔吐してしまっても、詰まらせにくくなります。

水分を適切に補給して脱水症状を回避する

次に脱水症状です。
吐き始めに水分補給をしても、その刺激などですぐに吐き戻してしまうことがあるので嘔吐の間隔が30分以上あくようになってから少しずつゆっくりと与えてあげるのがいいでしょう。また冷たいものより常温のものにしてあげることで、刺激を少なくすることができます。

食事については無理に食べる必要はありません。
しっかりと嘔吐が止まって、吐き気がなくなってから消化のいいものを少しずつ与えてあげてください。
くれぐれも、刺激物や脂っこいものは避けましょう!
胃腸を休ませるということが嘔吐の時にはとても大切になります。

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気を付けたい!家庭内での二次感染

子供の嘔吐から始まり、大人もかかってしまうことが多くあります。
嘔吐物には感染力の強いウイルスが多く含まれているからです。
嘔吐物の処理を適切にすることで家庭内での二次感染を防いでいきましょう。

もし子供が嘔吐してしまったら、嘔吐物はすぐに処理を始めましょう。
ウイルスは乾燥すると広く拡散してしまいます。

【処理の手順】

1)使い捨てのマスク・ビニール手袋・エプロンを用意

日常生活や災害時にも役立つので備蓄しておくことをオススメします。
また処理する人以外はできるだけ離れましょう。

2)消毒液で丁寧に消毒

ウイルスは舞いやすいので喚起を十分にして広範囲を洗浄・消毒します。

消毒液は市販のものでも大丈夫ですが、自宅にあるもので用意することができます。
塩素系漂白剤を水で薄めて0.1%以上の消毒液を作ることができます
例)水1ℓに塩素系漂白剤20ml
塩素系漂白剤なので脱色してしまうことがありますのでご注意ください。

洗浄・消毒が終わったら念入りに手を洗い、消毒をしましょう。
やりすぎかな?と思うほど、丁寧に処理をすることで家庭内の感染を減らすことにつながります。

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子供の嘔吐時の対応まとめ

子供の嘔吐はさまざまな原因で起こります。

・嘔吐以外に症状がないか確認する
・大人は慌てず冷静に対応する
・症状が落ち着いてから病院を受診
・嘔吐物の処理は適切に。

以上のポイントを踏まえて対処してあげましょう。
嘔吐に一番驚いてしまうのは子供本人です。安心させてあげることで少し落ち着き楽になることもあるかもしれませんね。
一日でも早く回復して、家族みんなが元気に過ごせるよう落ち着いて対応してあげてくださいね。

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