日本脳炎の予防接種を受けてない4歳以上の子供はどうすればいい?無料期間に間に合う?

予防接種のスケジュール管理は本当に大変ですね!

乳児期に接種するものは、立て続くので忘れにくいのですが、幼児期になってから接種する予防接種は期間が空くので忘れがちです。
特に日本脳炎は3歳になってからが標準接種のため、ほかの予防接種よりも接種が遅いので見落としやすいのです。

日本脳炎の接種を忘れてしまった場合、4歳以上でも接種ができるのか、費用はかかるのか、などご紹介します。

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ワクチンの接種時期はいつ?

定期接種は、第1期(生後6か月から90か月未満)に3回9歳以上13歳未満の2期に1回の接種とされています。

標準的には第1期は3歳で2回、4歳で1回、9歳で1回となっています。
2017年現在、日本脳炎の予防接種は定期接種となっており、不活化ワクチンが使われています。

どうしよう!もう4歳なのに第1期を接種し忘れてしまった

標準接種が3歳過ぎてからなので、4歳になってから接種していなかったことに気付くと驚きとともに不安が押し寄せてきますよね。

でも大丈夫です!!

3歳で第1期を2回接種するのは、あくまでも標準・目安であって、接種期はもっと長いのです!

第1期は生後6か月から90か月未満。つまり、7歳半まで接種可能なのです!

3歳で2回接種といわれると、1歳でも年を取ってしまうともう接種できないんだと諦めてしまう方もいるかもしれません。
大切なわが子の命を守る予防接種ですから、もし母子手帳を見てもわからないときは、小児科に問い合わせてみるといいですね。

4歳を過ぎてしまったけど公費で接種できるの?

気になる費用ですが、7歳半までは第1期なので公費で接種することができます

ただし定期接種を過ぎてしまうと、接種は可能ですが自費になります。病院によってもさまざまですがおおよそ5,000円から10,000円ほどの費用が発生してしまいますのでご注意ください。また、接種回数も小児科医との相談が必要になります。

接種を忘れていたことを恥ずかしがる必要はありませんので、気付いたらぜひ少しでも早く、予防接種の予約をとりましょう。

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日本脳炎とはどんな病気?

日本脳炎ウイルスをもった蚊に刺されることで感染し、体内に入ったウイルスが脳や脊髄に入って起こる病気です。蚊が活動する初夏~秋にかけて発生します。

突然の高熱、頭痛などから始まり、ときに吐き気を伴います。意識障害や硬直、震え、麻痺などを引き起こすことがあります。

しかし、日本脳炎ウイルスに感染してもほとんどの人は症状がありません。

ただ、100人から1,000人に一人程度が脳炎を発症し、発症する約20~40%の人が命を落とし、一命を取り留めても脳障害を起こす確率がとても高い病気です。

日本脳炎予防接種は必要?副反応は?

国内での日本脳炎の患者数は、高齢者が多く過去に予防接種を受けていなかった人が年間数名発症する程度にとどまっています。

この結果からわかるように、日本脳炎の予防接種は命を守るためにも大切な接種となります。接種することで、日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができるといわれています。

日本脳炎の副反応は、発熱や咳、鼻水、接種部位の腫れなどが起こることがあります。
ごく稀に、痙攣・ショック症状などの重大な副反応がられることがあります。

これはすべての予防接種に当てはまりますが、ワクチン接種後30分程度はその場にとどまりましょう。急な副反応はこの間に起こることが多いからです。
当日は激しい運動は避け、ゆったり過ごしましょう。

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日本脳炎予防接種の接種し忘れに気付いたら

  • 7歳半までは公費で接種可能
  • 定期接種の期間を過ぎてしまっても接種は可能。ただし自費。
  • 接種忘れに気付いたら小児科や自治体に相談

予防接種のスケジュール管理は本当に大変ですよね。
生後2か月から始まり、同時接種や追加接種、生ワクチンに不活化ワクチン。

我が家の子供はよく熱を出す子供だったので、予定していた接種日には接種することができなくなり何度も予定変更がありました。

順番が入れ替わることもあり、これで必要な接種は全部済んでいるのかな?と不安になったこともありました。

是非かかりつけ医を決めて、風邪などで受診の際にも母子手帳を持参して、接種漏れがないか聞いてみることをおすすめします。

接種を忘れてしまうことは決して珍しいことではありません。気付いたタイミングですぐに相談してみましょう。

関連記事⇒予防接種のスケジュール一覧!3歳までに打っておくべきワクチンは?

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