赤ちゃんに乳児湿疹が出来ると「キンダベート軟膏」というお薬が処方されることがあります。
このお薬はステロイドのお薬になるため、「赤ちゃんにステロイド軟膏を塗ってもいいの?」と不安に思うママもいますよね。
ステロイドのお薬を使うことに抵抗を感じるママたちの気持ち、私もよくわかります。
我が家の子供たちもお肌が弱くてステロイドの軟膏が処方されたことがあり、その時お医者さんに塗っても問題はないのかと尋ねたことがあります。
ステロイドのお薬は短い期間に早く症状を改善するのに向いたお薬になります。正しい使い方を知って軟膏を塗るようにしましょう。
また、実際にキンダベート軟膏を塗っても症状が良くならない時はそのまま使い続けていいか悩みますよね。
今回は乳児湿疹でキンダベート軟膏が処方された時の正しい塗り方と悪化したときの対処法についてお伝えします。
目次
■乳児湿疹にキンダベート軟膏は効かない?
乳児湿疹にキンダベート軟膏が効かないというわけではなく、長い間使い続けることで副作用が現れて、お肌がトラブルを起こしてしまうために症状が悪化することがあります。
キンダベート軟膏は弱いステロイドの外用薬になるため、赤ちゃんのお肌にも使える軟膏になりますが、続けて使用しても良いのは3日から長くても1週間程度。
長期間使用していることで副作用が起きて、かゆみや湿疹の副作用を起こしてしまうことがあります。
赤ちゃんにも使える弱いステロイド剤ではありますが、使用するときはお医者さんや薬剤師さんの説明をしっかりと聞いて正しい使い方をしましょう。
使い方を誤ってしまうと、症状が改善せずに悪化してしまうこともありますよ!
■キンダベート軟膏の正しい使い方は?
キンダベート軟膏を処方された場合は、お医者さんや薬剤師さんの指示に従って使用するようになります。
自己判断で薬の塗り方を変えてしまうと不要な副作用を起こしてしまうことがあるため、必ず決められた用法・容量で使用してください。
また、自分で判断して使用をやめてしまうと、症状の悪化を招いてしまうこともありますので、自分で判断をすることはやめましょう。
■症状が悪化したときはどうしたらいいの?
キンダベート軟膏を塗っているのに症状が改善しない時は、そのまま薬を使用し続けることはやめましょう。
症状の改善が見られない時は処方してくれたお医者さんに相談して、その後の治療について決めるようにします。
何かほかの原因があって症状が悪化している場合もありますし、副作用が起きている可能性もあるので、自己判断で薬を使い続けたり、薬の使用をやめることはせず、病院を受診して正しい判断を仰ぎましょう。
■気をつけたいキンダベート軟膏の副作用
キンダベート軟膏には以下のような副作用が起きることがあります。
- かぶれ
- 湿疹
- 毛嚢炎
- 毛細血管の拡張
- アトピーの悪化
- 皮膚が薄くなる
上記のような副作用が起きる可能性があります。
また、稀に白内障の副作用が起きることがあります。
心配な症状が見られる場合は使用をやめて医師に相談するようにしましょう。
■キンダベート軟膏を使う時の注意点
キンダベート軟膏はステロイド外用薬の中では2番目に弱いステロイド外用薬になるため、赤ちゃんのお肌や顔・陰部にも使えるお薬になります。
皮膚の薄い部分にも使うことが出来ますが、使用するときには注意点もあります。
長い間使い続けてしまうと、皮膚が薄くなってきたり感染しやすくなってしまいますので、お医者さんに指定された期間の間は決められた用法・容量を守って使い、それ以外の時は自己判断で使用することはやめましょう。
長い期間使い続けることで副作用を引き起こしてしまうこともあります。
■ステロイドの強さについて
ステロイドの強さには以下の5段階があります。
ステロイドの強さ |
代表的な外用薬 |
Ⅰ群(最も強力) |
デルモベート軟膏・ダイアコート軟膏・ジフラール軟膏など |
Ⅱ群(非常に強力) |
マイザー軟膏・アンテベート軟膏・ネリゾナ軟膏など |
Ⅲ群(強力) |
エクラー軟膏・メサデルム軟膏・ボアラ軟膏など |
Ⅳ群(中等度) |
キンダベート軟膏・ロコイド軟膏・アルメタ軟膏など |
Ⅴ群(弱い) |
プレドニゾロン軟膏・コートリル軟膏など |
キンダベート軟膏は、Ⅳ群(中等度)に属するステロイド外用薬になります。
ステロイドが強い物ではありませんが、用法・容量をしっかりと守って使うようにしましょう。
■まとめ
- キンダベート軟膏の使い方を間違えると症状が改善しないことがある
- 医師の指示に従って用法・容量を守って正しく使用する
- 症状が改善せずに悪化したときは使用をやめて医師の診断を仰ぐ
- キンダベート軟膏には副作用があり、副作用が疑われる場合は使用をやめて病院を受診する
- ステロイドには5段階の強さがありキンダベート軟膏は2番目に弱いステロイド剤に当たる
乳児湿疹が悪化すると弱いステロイド外用薬のキンダベート軟膏が処方されることがあります。
赤ちゃんの肌にステロイドを使用することに抵抗を感じるかもしれませんが、お医者さんの指示に従って正しい方法で赤ちゃんに使用することで症状を早く改善することが出来ます。
自分の判断で使用の仕方を変えると副作用が起きてしまうリスクも高くなってしまうので、必ず指示通りに使うようにしてくださいね。
症状が悪化したり、お肌に異常が見られる場合は処方してくれたお医者さんに相談するようにしましょう。
また、乳児湿疹は肌の保湿でもかなり抑えられるので、よかったらこちらの記事も参考にしてください!
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