日本脳炎の予防接種2期の時期はいつ?必要性と受けないリスクについて

予防接種は複数回接種するものがほとんどです。
接種間隔は、ワクチンによってさまざまで、わかりにくいと感じることもありますよね。

特に日本脳炎の予防接種は、その中でも複雑で接種期間がわかりにくいです。
そこで今回は、忘れがちな日本脳炎の2期についてご紹介いたします

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日本脳炎予防接種の2期っていつ?

日本脳炎の予防接種は、合計で4回接種します。
第2期は標準接種スケジュールとしては、9歳で1回接種します。

では、詳しく接種スケジュールを見ていきましょう。

標準的な接種スケジュールは以下のようになっています。

    • 第1期として3歳で2回接種(6日以上の間隔をあける)
    • 4歳で1回追加接種(最初の2回の接種から1年後)
    • 第2期として9歳で1回接種

上記は標準的な接種スケジュールで、予防接種の期間としては、第1期は生後6か月から90か月未満第2期は9歳から13歳未満となっています。

それぞれ思った以上に幅広い期間が設定されているので、思い出したときにまだ間に合うというケースも割と多かったりするみたいですね。

予防接種第2期って必要あるの?

日本脳炎ワクチンの免疫をつけるためには4回の接種を受けることが大切になります。

日本脳炎ワクチンは不活化ワクチンなので、1回の接種では免疫がつかないのです。
予防接種期間内に4回受けるよう、スケジュールを立てることが重要です。

関連記事⇒生ワクチン/不活化ワクチンの違いとは?メリット・デメリットをちゃんと知ろう

もし、第2期の接種を忘れてしまった場合、13歳未満であれば公費で受けることができるので、小児科や自治体に問い合わせてみてください。

接種期間を過ぎてしまった場合は、自費での接種となります。金額は医療機関によってさまざまなので、確認の必要があります。

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第2期を接種しない場合のリスクはあるの?

日本脳炎の予防接種は、合計4回接種することで免疫がつきます。
そのため、第2期を接種しなかった場合、日本脳炎への感染リスクが高くなります

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを持った蚊に刺されることで感染します。ウイルスに感染し、日本脳炎を発症するケースは1000人に1人と言われています。

しかし、日本脳炎は発症すると20~40%が亡くなってしまう非常に恐ろしい病気です。一命をとりとめても、45~70%に何かしら障害などの後遺症が残ってしまうと言われています。

主な症状は、高熱、嘔吐、頭痛などがあり、子供では、腹痛や下痢を伴うこともあります。

その後、意識障害や手足の震え、首の後ろの硬直などの症状や麻痺症状などが現れます。さらに症状が進行すると、脳が腫れ、けいれんや呼吸困難が起こったりします。

日本脳炎ウイルスそのものに対する特効薬はなく、症状を和らげる治療となります。
脳の腫れをおさえたり、けいれんの予防などが大切な治療となります。

予防接種をきちんと4回接種することで、日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができると、厚生労働省から発表されています。

そう考えると、筆者としてはやはり予防接種はしておいた方が良さそうに思いますね。

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予防接種でリスクを減らそう

日本脳炎の予防接種、第2期の必要性についてご紹介してきました。

・日本脳炎の予防接種は合計4回の接種が大切
・第2期の接種期間は9歳から13歳未満
・未接種の場合、日本脳炎の発症リスクが上がる
・第2期まで接種することで罹患リスクを軽減できる

日本脳炎の予防接種が普及したことで、国内での日本脳炎発症数が年間数人となっています。

予防接種には副作用の心配もありますが、日本脳炎にかかってしまった場合のリスクと副作用のリスクを天秤にかけ、しっかりと理解して接種を決めていくことがとても大切です。

不安なことやわからないことは、小児科医にどんどん相談していきましょう。

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