
初めての育児の場合、生まれたての赤ちゃんにどのくらいミルクを飲ませればいいのか迷うことってありますよね。
たくさん栄養をとってほしい気持ちもあるし、逆に与え過ぎはよくないのかな?と心配になることもあると思います。
そこで今回の記事では、新生児の1日のミルク量の目安と飲み過ぎの危険性についてお伝えしたいと思います。
目次
新生児の頃の1日の授乳量はどれくらい?
新生児とは、生後一月以内の赤ちゃんのことです。
産後の授乳指導でもあったように3~4時間おきに授乳が必要で、授乳量の目安としては、生後○日×10mlとされています。
母乳の場合は目に見えての量が分からないので、授乳回数を目安にします。
授乳間隔が3~4時間おきなので、1日7~10回が必要な授乳回数です。
新生児の頃はどれくらい体重が増えれば良いの?
授乳量や授乳回数はあくまで目安なので、必ずこの量や回数である必要はありません。
最も大切なのは、赤ちゃんの体重の増え方です。
新生児の体重増加の目安は、1日30gです。
おしっこやうんちの回数が少ないと、母乳やミルクが足りていないと判断できます。
ただ、きちんと30g程度増えているのかはわかりません。
そのため、新生児の頃は赤ちゃんの体重を測るスケールを用意されるママも多いです。
授乳前と授乳後を測ることで、1回の授乳量もわかります。
スケールはレンタルも可能なので、授乳量が心配なママは用意しておいても良いかもしれませんね。
ミルクの飲み過ぎだと判断するポイントは?
先に1日の授乳回数や授乳量をご紹介しましたが、新生児がその回数や量を超えるほどたくさん飲んでしまう場合は大丈夫なのでしょうか?
まず、新生児が飲み過ぎだと判断するポイントは?
- 何回もミルクを吐く
- 授乳中に口から漏れたりむせたりする
- 下痢、便秘の症状がある
- お腹がパンパンに膨れて苦しそう(不機嫌に泣く)
- 1日50g以上の体重増加
授乳量は個人差がありますが、これらのことが当てはまる場合は注意が必要です。
ミルクを飲み過ぎても危険はないの?

ミルクを飲み過ぎることで何か大きな病気になるようなことはありませんが、飲み過ぎることで生じる弊害があります。
便の量が増える→おむつかぶれ
排便回数が増える→切れ痔
栄養過多→肥満
おむつかぶれや切れ痔は、痒みや痛みで赤ちゃんは不機嫌になります。
赤ちゃん本人も可哀想ですが、1日中不機嫌な赤ちゃんの相手をするのはママも大変です。
肥満はそれ自体は病気ではありませんが、肥満によって引き起こされる病気があります。
新生児の飲み過ぎ自体は危険ではありませんが、赤ちゃんのためママのためにも気を付けてあげましょう。
ミルクの飲み過ぎ対策はどうしたら良い?
新生児は、満腹中枢がまだ未発達で与えるといくらでも飲んでしまうし、いくらでも欲しがってしまうことがあります。
飲み過ぎを防ぐためにも、何か対策を考えてあげましょう。
おしゃぶり
寝かしつけやグズった時におしゃぶりを吸わせてあげると、落ち着く場合がある。
哺乳瓶乳首のサイズを変えてみる
ミルクを一気に飲んでしまって満腹感を得られない場合があるので、哺乳瓶乳首を小さいサイズに変えてみる
これらは、顎の力を付けるためにも役立ってくれるのでオススメです。
まとめ
3~4時間おき、7~10回/日
生後○日×10ml
体重30g増/日
これらを超えてミルクを与えている場合は「飲み過ぎ」に注意しないといけません。
飲み過ぎの場合は、吐いたり便秘や下痢をしたりするので注意が必要です。
飲み過ぎることで大きな病気になることはありませんが、おむつかぶれや切れ痔になってとても可哀想です。
また、肥満が原因で誘発されてしまう病気もあります。
赤ちゃんがいくらでも欲しがって飲んでしまう場合は、おしゃぶりを与えたり哺乳瓶乳首のサイズを変えて対策してあげましょう。