子供が吐き気があっても吐かない…そんな時の正しい対処法は?

子供が「気持ち悪いよー」と、訴えてきても、吐いているわけではないとき。

どのように対応したらいいのか悩みますよね。

家で横になって休ませて様子を見るのがいいのか、すぐに病院に連れていくべきなのか迷ってしまいますね。

今回は、子供が吐き気を訴えていても、吐いていないとき、どのように対処すればいいのかご紹介していきたいと思います。

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吐き気があるのに、嘔吐なし。どんな症状が考えられるの?

子供はいつもと違う自分の体調を、的確に表現することがとても難しいです。

そのため、吐き気以外に症状があっても、伝え方がわからなくて「気持ちが悪い」と伝えてくる場合もあります。

最初は嘔吐がなくても、時間がたってから嘔吐する場合もありますので、普段と違う様子がないか注意してみてあげましょう。

吐き気を訴えてきた場合に考えられる症状はいくつかあります。

胃腸炎、便秘、神経性嘔吐症などが考えられます。

嘔吐がなくても胃腸炎?

胃腸炎と聞くと、嘔吐や下痢が必ず症状として出てくると思いますよね。

しかし、吐かない胃腸の風邪というのがあるのです。

吐き気や、胃痛、食べられないなどと訴えてくることが多く、食べすぎかな?と、軽く考えてしまうこともあります。気持ち悪くても、吐くことができないので、気持ち悪さが持続してしまい子供にとってはつらい時間が長く続いてしまいます。

無理に食べさせる必要はないですが、食べられるようであれば消化の良いものをゆっくり食べさせてあげましょう。

まずは、安静にして様子をみます。吐き気から嘔吐や下痢を伴うようになったら、脱水症状にも気を付けてあげましょう。

通院のタイミングとしては、吐き気が一時的でない場合は、長引く吐き気に子供も体力を奪われますし、何か他の病気が隠れている可能性もあるので、医療機関の受診をおすすめします。

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ちょっと心配。便秘からくる吐き気

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毎日便はでていますか?

子供の腸やおなかの筋肉はまだ未発達なので、便秘になることも珍しくはありません。
しかし、食生活や生活リズムの乱れ、運動不足などから便秘の子供が増えています。

毎日、もしくは2~3日に1回でも定期的にいわゆるバナナうんちが出ていて子供自身の食欲もあり元気であれば心配ありません。
しかし、1週間以上出ていなかったり、便が出ても固くコロコロとした状態であると便秘の可能性があります。

便秘によって吐き気がおこる場合は、かなり便がたまっている可能性が高く、重大な病気が隠れている可能性があるので、早めの受診をおすすめします。
病気ではなかったとしても、下剤や浣腸で便秘を解消することが必要な場合もあります。

子供の便秘解消法としては、水分をしっかりとること、食物繊維が豊富な食品を積極的に食べること、運動をすることです。
子供は大人に比べると汗をかきやすく、水分摂取はとても大切です。1日に1.2ℓ~1.5ℓが理想的な水分量と言われています。

食事は便秘解消にとってとても大切です。

食物繊維を多く含む食品は、根菜類や豆類に多く、中でも納豆は食物繊維と腸に大切な乳酸菌を含んだ便秘解消にとてもいい食品です。乳酸菌は腸内環境を整えるので、ヨーグルトやみそなども積極的に食事に取り入れていきたいですね。

運動もとても大切ですが、毎日公園に連れて行ったりするのは大変ですよね。家の中で、子供と一緒に体操をしてみたり、ダンスを踊ってみたりすることも運動になります。

足腰を動かすことが大切で、腸への刺激になるので挑戦してみてください。
基本的な生活習慣に気を付けて、便秘になりにくい体を作っていきましょう。

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嘔吐がなくても神経性嘔吐症?

神経性嘔吐症は心因性嘔吐ともいわれ、明らかな原因がなくストレスが原因と言われています。
子供本人がストレスを自覚していない場合もあります。

嘔吐症とありますが、吐き気だけで嘔吐を伴わないタイプもあります。一般的に症状は数日から数か月続くと言われています。不安や緊張から解放されることで症状が改善します。

例えば、登校時間が迫ってくると吐き気を訴えるけれど、土日は元気に過ごせるといった場合などです。

神経性嘔吐症に関しては、子供が何に不安や緊張を感じているのか理解していくことがとても大切になります。ストレスとの向き合い方や回避の方法を子供と一緒に考えて様子を見ます。

吐き気が強い場合や、嘔吐などを繰り返す場合は治療が必要になるので、医療機関を受診したりカウンセリングを受けたりしていくことが必要となります。

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「気持ち悪い」の訴えに耳と目を傾けて

子供は思うように自分の様子を伝えられないこともあります。
まずはいつもと違う様子がないか、ほかに気になることはないか、話をしたり注意して見たりしてあげることが大切です。

少し様子をみても改善が見られないようであれば医療機関を受診して「気持ち悪さ」を解消してあげましょう。

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