子供に吐き気の症状があるとき、食べさせることがとてもつらいことってありますよね。
気持ち悪さを押してまで、無理に食事をとらせる必要はありませんが、体力の回復のために少しでも食べやすいものを食べさせてあげたいのが親心です。
どんなメニューや調理法がいいのか、今回は子供に吐き気があるときにおすすめの食事についてご紹介していきたいと思います。
目次
吐き気があるときの食事はどうすればいい?
嘔吐があるときは、症状が落ち着くまで食事は控えましょう。
まずは水分補給をメインに様子を見ます。水分を飲んでも、嘔吐しなければ消化の良いものから食事を再開していきます。
嘔吐はなく、吐き気だけであれば刺激の少なく、薄味の消化の良いメニューから始めていきます。
元気にしてあげたいという思いから、好物をあげたくなるところですが、そこはぐっとこらえて、胃腸に優しいメニューにしてあげましょう。
「元気になったら大好物を作ってあげるね」と約束してあげると安心するかもしれませんね。
おすすめのメニューはこれ!
おかゆ
まずは重湯(おもゆ)から始めると胃腸への負担が軽減されます。
米1:水10で作ります。生米から重湯を作るのってちょっと手間ですよね。
そんな時の裏技が米粉を使って作る重湯です!おかゆにも離乳食にも対応できます。
米粉大さじ1に対して水150cc
小鍋に米粉と水を入れてよく混ぜ合わせてから、弱めの中火にかけとろみがつくまで混ぜながら加熱します。
これならすぐにできるので、手間も時間も短縮できるのでおすすめです。
さらに、米粉はほかの料理にも使えるので、持っていても損はないですね。
うどん

良く煮込んだ柔らかいうどん、にゅうめんもおすすめです。
スープの味付けはごく薄味で、何か具材を入れる場合は溶き卵を回し入れて加熱してから食べるようにしましょう。
少しずつ体調が戻ってきたら、野菜なども軟らかく煮て入れてあげると食べやすく、栄養補給もできます。
冷たいうどんのほうが食べやすく感じるかもしれませんが、体を温めることが大切なのであたたかいうどんにしてあげましょう。
ポタージュスープ
コーンポタージュやかぼちゃのスープなどです。
コーンポタージュはクリーム状のコーンに牛乳を入れて火にかけたものがいいです。粒などがないものにしてあげましょう。
ほかにもかぼちゃやにんじんがおすすめです。どちらも滑らかに仕上げ、消化に負担のかからない状態にしてから食べさせます。
果物

なかでもおすすめが、すりおろしたりんごです。
他にもバナナやいちご、缶詰の桃も食べやすく、おなかに優しい果物です。
反対に避けたいのが、かんきつ類やたんぱく質分解酵素を多く含むパイナップルやキウイです。
刺激物なので完全回復するまでは控えましょう。
ヨーグルト
ヨーグルトの乳酸菌が、腸内環境の改善を促してくれるので最適です。
ただ、冷蔵庫から出したての冷たいヨーグルトでは体を冷やしてしまうので避けましょう。
ホットヨーグルトにしてあげると、さらに体に優しいのでおすすめです。
作り方はとても簡単です。
プレーンヨーグルトを耐熱容器に入れて、ラップをせずに50秒ほどあたためます。
食べる前に少し甘みを加えてあげると食べやすくなりますよ。
オリゴ糖やはちみつがおすすめですが、はちみつは1歳未満は食べることができないので注意してください。
関連記事⇒赤ちゃんにはちみつを食べさせる危険性について!いつからならOKなの?
できれば避けたい食材は?
ここまでおすすめの食事をご紹介してきましたが、避けたい食材もあるので注意してください。
弱った胃腸に負担がかかり、消化に時間がかかるものは避けていきたいところです。
肉類や油(脂肪分)、濃い味付けは避けたほうがいいです。
野菜も繊維質が多いものは、消化に時間がかかり胃腸に負担がかかるのでさつまいもなども避けましょう。
ジュースやお菓子は、油分や糖分、塩分が高く体に負担がかかるので、元気になってから与えるようにしましょう。
食事の工夫で早期回復を目指そう!
おすすめのメニューや避けたい食材についてご紹介してきましたがいかがでしたか。
吐き気があるときは、胃や腸に何らかの異常が出ている可能性があります。
ゆっくり休めてあげることで楽になることもあるので、その間の食事はとても大切になります。
大切なことは「冷たいものを避けてあたたかいもの」「やわらかくしたもの」「薄味のもの」です。
これらを少量からゆっくりと食べて、一日でも早く回復するように体をやすめてあげましょう。
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