子供の咳が長引いてなかなか症状が良くならないと、とってもかわいそうに思いますよね。
小さな体でずっと咳をして辛そうにしている姿を見るのはとても辛いことです…。
我が家の子供は気管支に炎症を起こしやすく、風邪を引くとすぐに気管支炎を起こしてしまうため、風邪の予防は欠かせません。
年齢が上がるにつれて症状は落ち着いてきましたが、咳が酷いときには夜も眠れないようで、とってもかわいそうでした。
子供はよく咳をしますが、これはどうしてなのでしょうか?
咳が出るときは病気の可能性もあります。
今回は、子供の咳が止まらずに長引いてしまう原因と、考えられる病気・対処法についてお伝えします。
目次
子供の咳が止まらない原因とは?
子供の咳が止まらないのにはいくつかの原因があります。
咳の症状は、子供によく見られる症状の一つで、ほんの少しのことがきっかけになって咳が止まらなくなることがあります。
咳が出るときは、ウイルス細菌が身体の中に侵入して呼吸器に感染症を起こしてしまったり、鼻水や気管支の炎症でも咳が続くことがあります。
また、ほこりなどの異物が侵入してきたときも、体の外に追い出そうとして咳が出ることもあります。
咳が止まらないときに考えられる病気は?
子供の咳の症状は、病気が原因で起きてしまうこともあります。
1)風邪
咳が出てしまう代表的な病気になります。
咳の症状以外にも、熱が出たり鼻水が出る、喉が痛くなるなどの症状が起こります。
症状が悪化することはあまりなく、3日もあれば症状が改善していくことがほとんどです。
2)気管支炎
ウイルスや細菌が気管支に入り込んで炎症を起こしてしまうと、気管支が炎症を起こして気管支炎になってしまいます。
風邪の症状から気管支炎になる事も多いです。
3)肺炎
熱や咳といった症状が見られます。
肺炎になってしまう原因の菌には色々な種類があり、インフルエンザ菌や肺炎球菌、マイコプラズマ、クラミジアなど、様々なものが原因になります。
高い熱が出て、痰が絡んだような咳や呼吸困難の症状が出た場合は、肺炎になっている可能性が高くなります。
4)百日咳
百日咳の菌に感染して起きる症状で、風邪に似た症状から始まり、だんだん咳が強くなっていきます。
最近では、三種混合の予防接種でワクチンを接種していることから、患者さんの数は減少傾向にありますが時々流行することもあります。
関連⇒予防接種のスケジュール一覧!3歳までに打っておくべきワクチンは?
夜に咳が多くなるのはなぜ?

咳の症状が夜になると悪化してしまうというお話もよく耳にしますが、これには理由があります。
夜、布団に入ると、身体が温まりますよね。
実は身体が温まると咳が出やすくなってしまうのです。
それに加えて布団のホコリも影響して咳が出てしまいます。
また、寝ている間に鼻水が喉の方へ落ちて行って、それが原因になって咳が出てしまうこともあるようです。息子の咳が夜中に酷く出て病院を受診した際にお医者さんに教えてもらいました。
子供の咳が多いのはなぜ?
子供はよく咳をすることがあります。
どうして子供に咳の症状が多いのかというと、子供の気管支が大人に比べて細く、抵抗力も弱いからになります。
気管支が細くて敏感なために、細菌やウイルス、異物が侵入して咳をし始めると、その症状が長く続いてしまうのです。
また、咳をする時も上手にできないので、それも影響してさらに気管支が刺激され、気管支が敏感な状態になってしまいます。
空気が乾いていたり、運動をしただけでもすぐに咳が出てしまうのは、気管支がデリケートだからになります。
咳の症状はいつまで続く?病院に行くべきタイミングは?
問題のない咳であれば、咳が長引くことはありません。
ですが、病気が影響して咳が出ている場合は、食事をすることが出来なくなったり、夜に眠れない、息をすることが出来ないという状態になってしまうこともあります。
普段の生活に影響を及ぼしてしまうような咳が続く場合は、早めに病院を受診して咳に対する治療を行うようにしてください。
ずっと咳が出ていると体力も奪われて元気もなくなってしまいます。
咳を抑える5つの対処法

咳が出ているときは、家庭でも対処を行うことで症状を和らげることが出来ます。
1)部屋の空気を乾燥させない
空気が乾燥しているだけで気管支が刺激されて咳が出ることがあります。
お部屋の湿度を適度に保ち、乾燥から喉や気管支を守ってあげましょう。
適切なお部屋の湿度は40%~60%ほどになります。
加湿器を使ったり、洗濯物を干すなどして、空気を乾燥させないようにしてくださいね!
2)こまめに掃除をする
ホコリやペットの毛などが原因で咳が出てしまうことがあります。
お部屋の中を綺麗にして咳が出る原因になるものを取り除き、咳が出ない環境を作ってあげましょう。
3)水分を補給する
痰が絡むと咳が出やすくなってしまいます。
人肌ぐらいの温度の飲み物で痰を切ってあげましょう。
冷たいのも物は気管支を刺激して咳が出やすくなるため注意が必要です。
4)マスクをする
人混みやホコリっぽい場所に行くときはマスクの着用をしましょう。
細菌やウイルス、異物の侵入を予防することが出来ます。
まとめ
- ウイルスや細菌、異物の侵入で咳が長引くことがある
- 風邪や気管支炎、百日咳のような病気が原因で咳が長引いてしまう
- 夜に布団に入って身体が温まることで咳の症状が強く出てしまう
- 子供の咳が長引く理由は気管支が細くて弱いから
- お部屋の湿度を保ってお部屋を清潔にすることで咳の予防をすることができる
子供の咳の症状は、体の中に侵入してきた異物を追い出そうとするために起きる症状です。
子供の気管支は大人に比べて細くて弱いため、異物が侵入すると咳が長引いてしまうことがあります。
病気が原因で咳が長引いている場合は、病院を受診して適切な治療をするようにしましょう。
予防接種で予防できるものもありますので、しっかりと接種を行いましょう。
部屋を乾燥させずに清潔を保つことで、咳の症状を予防することが出来ますよ!
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