子供に多い溶連菌感染症の症状や潜伏期間は?保育園への登園は可能?

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夏場特によく聞く感染症の一つに、溶連菌感染症があります。

溶連菌感染症は子どもに多い病気ですが、時には大人もうつることも。

溶連菌は様々な病気を引き起こすことで知られていて、扁桃炎や咽頭炎、時にはとびひの原因になることも。

7~9月は皮膚への感染が、12~3月は喉への感染が多くなります。

流行する前に、どんな症状のものなのか、登園や登校は大丈夫なのか学んでおきましょう!

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溶連菌に関する様々な疑問

今回は溶連菌に関する疑問をQ&A方式でまとめていきたいと思います。

Q.溶連菌感染症って何?

A.溶連菌によっておこされる感染症です。

初期症状は風邪と似ているため、注意が必要!

喉の痛みが2日以上続く場合は、溶連菌感染症も視野に入れましょう。

溶連菌感染症の場合、溶連菌を完全に退治するまで2週間ほど抗生物質を飲み続けなければなりません。

完治する前に薬をやめてしまうと、再発だけでなく重い合併症を引き起こしてしまうことも…

溶連菌感染症は、合併症を引き起こしやすいことで有名なのです。

症状が治まったからOKではなく、しっかり医師の診察を受けましょう!

Q.どんな症状が出るの?

A.主な症状は発熱、のどの痛み、おう吐から始まり、次第に発疹が現れ始めます。

かゆみを伴う赤い発疹、イチゴ舌、また解熱後に手足の皮が剥けることも。

口の中が真っ赤になることもあり、喉の痛みのため食事がなかなか取れなくなる子もいます。

Q.どうやって感染するの?

A.溶連菌感染症は、飛沫感染です。

咳やくしゃみなどで飛び散った菌が体に入ることで感染します。

Q.潜伏期間はどのくらい?

A.2~5日間です。

Q.保育園や学校には行ってもいいの?

A.医師の許可が下りるまで登園、登校はできません。

溶連菌感染症は、「学校感染症 第三種」に指定されています。

熱が下がり、全身の症状がよくなり、医師が「感染の恐れなし、登園・登校可能」と判断するまで登園・登校は禁止となっています。

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Q.どうやって治療するの?

A.抗生物質を服用します。

溶連菌感染症は、上にも書いたように抗生物質を2週間ほど飲み続けなくてはなりません。

喉の痛みが激しく、食事がとれない子は刺激が少ない食べ物を与えてあげてください。

発疹が出ている時は、体を温めると痒みが強くなるので、お風呂はぬるめ、短めにしてあげてくださいね。

Q.合併症にはどんなものがあげられるの?

A.リウマチ熱や急性糸球体腎炎、猩紅熱(しょうこうねつ)などがあげられます。

リウマチ熱…心臓弁膜に障害を起こす。

急性糸球体腎炎…腎臓が傷つき、血尿やむくみなどが起こる。

猩紅熱…全身に赤い発疹が現れる。

また合併症だけでなく、溶連菌が残っていれば再発してしまいます。

溶連菌を完全に退治するまで、しっかりと抗生物質を飲み続けてください。

2~3週間したら、尿の中に血液が混じっていないかの検査を行います。

合併症にもあったように、溶連菌感染症では腎臓を傷つけてしまうことが多いんです。

目に見えなくても、血液が尿に出ている可能性がありますので、しっかり検査を受けてくださいね。

注意しておきたいこと

溶連菌感染症は、子どもに多い病気ですが大人が感染することもあります。

看病する時は手洗いうがい、マスクなどをするようにしてくださいね。

また、アトピーがあるお子さんの場合、菌がアトピーに入り込んで重症化することも。

春から夏は特に皮膚への感染が増える時期ですので、注意が必要です。

まとめ

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これからの時期多くなる溶連菌感染症についてでした。

今年は大人にも流行の兆しが出ていて、大人でもかかる人が増えているようです。

お子さんが溶連菌感染症で、自分も扁桃腺炎や咽頭炎を起こした場合は要注意!

病院で子どもが溶連菌感染症にかかっている旨を伝えてくださいね。

溶連菌感染症は、症状が改善したら終わり、でないのがなかなか大変な病気。

かからないように、しっかり手洗いやうがいで予防していきたいですね!

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