昼間元気に遊びまわっていたのに、夜になったら急に体調が悪くなってきた、というのは子供にはよくあることです。
病院で診てもらうのが一番いいのはわかっているけど、もうこんな時間じゃやっていない!という時のために、市販薬は強い味方ですね。
市販薬を使用するのはどんな時?
子供が病気になった時、一番いいのは病院で診察してもらうことです。
お子さんの症状に合った成分、用量の薬を処方してもらえるので効き目も確実で治りも早いでしょう。
では市販薬で服用させるのはどんな場合でしょう。
それは「症状が軽い時」です。
微熱、咳や鼻水もまだ少ない、比較的元気そう、そんな時はとりあえず市販薬を飲ませて様子を見ることもあります。
ただし市販薬には、症状を和らげる成分は含まれていますが、炎症を抑える成分は含まれていません。
市販薬の使用は短期間にして、なかなか症状が改善されない場合には病院に行きましょう。
市販のおすすめ風邪薬
子供用の市販薬はシロップ、顆粒、錠剤などありますが、小さな赤ちゃんから服用できるシロップタイプの薬をいくつか紹介します。
1.キッズバファリンシロップ
子供に人気のはなかっぱのパッケージです。
市販薬の中で有効成分が少ないので、身体への負担や副作用の心配が少ないのが安心ですね。熱やのどの痛みに効果的です。
対象年齢
3ヶ月~7歳未満
有効成分
アセトアミノフェン・ジフェンヒドラミン塩酸塩 その他添加物
同じシリーズで「キッズバファリンかぜシロップ」というものもありますが、こちらは総合的に風邪に効く成分が入っています。他、「せきどめシロップ」「鼻炎シロップ」、3歳から服用できる「小児用バファリン(錠剤)」などがあります
2.ムヒのこどもかぜシロップ
虫刺されの薬でおなじみのムヒから出ている風邪薬です。
パッケージにアンパンマンが描かれているので親しみやすく、子供が嫌がらない工夫がされています。
対象年齢
3ヶ月~7歳未満
有効成分
アセトアミノフェン・dl-メチルエフェドリン塩酸塩・クロルフェニラミンマレイン酸塩・ナンテンジツ流エキス その他添加物
イチゴ味とピーチ味の2種類です。1歳から使用可能な顆粒タイプもあります。
同じシリーズから、「せきどめシロップ」「鼻炎シロップ」「熱・痛み(顆粒)」が出ているので、治したい症状にしぼって選べるのも嬉しいですね。
3.宇津こどもかぜシロップA
他のシロップ薬との大きな違いは、歯に優しいノンシュガーだというところです。
歯が生え始めたお子さんでも安心ですね。ノンシュガーなので歯磨きの後でも飲ませることができます。
対象年齢
3ヶ月~6歳
有効成分
アセトアミノフェン・d-マレイン酸クロルフェニラミン・臭化水素酸デキストロメトルファン・dl-メチルエフェドリン・グアイフェネシン その他添加物
ほぼ同じ成分で1回の用量が少なくてすむ「宇津こどもかぜシロップL」というものがあるので、薬を飲むのが苦手なお子さんはこちらもおすすめです。他に「せきどめシロップ」「鼻炎シロップ」、ビタミンC入りの「宇津こどもかぜ薬C」などがあります。
副作用について
市販薬を子供に飲ませて大丈夫?と思う方も多いと思います。
海外では市販薬を子供に飲ませないように推奨している国もあるようですが、市販薬というのは病院の薬より弱く作られていて、きちんと医療機関の検査を通っていますので、用法用量を守って間違った飲み方をしない限りは危険なことはありません。
ただし、以前に薬でアレルギーが出たことがある場合は、よく成分を確認して薬剤師に相談をして購入してください。
副作用は市販薬だけではなく処方薬でも存在します。
しかし、最低限必要な成分だけを含んだ薬を選ぶことで副作用のリスクは減らすことができます。
副作用はすぐにではなく、少し時間が経ってから現れる場合があります。
薬を飲ませた後は、よくお子さんの様子を見て変化がないかを確認しておくとよいでしょう。
まとめ
市販薬を飲ませて様子を見ていたけど症状が長引いたり治らないという場合は、服用をやめ病院を受診しましょう。
市販薬はあくまでも、応急処置だと考えて常備しておくと安心ですね。
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