子供の発疹。症状が手足だけの時と全身の時の対処法の違いは?

今回は手足に出た発疹についてお伝えしていきたいと思います。

「全身に出ているわけじゃないし…」と安心していると、実は恐い病気のこともある手足の発疹。

手足に出る発疹では手足口病が有名ですが、近年ではこちらも広範囲に広がることもあり、ウイルスが原因で脳炎を起こしてしまうケースも…

手足に出る発疹にはどんなものがあるのか、またどう対処したらいいのかを見ていきましょう。

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手足に出る発疹で考えられるもの

手足口病

エンテロウイルスにより引き起こされるこちらの病気。
夏によく流行するヘルパンギーナもエンテロウイルスによるものです。

手足口病は、喉や手のひら、足の裏に発疹が出る病気。
近年は範囲が広がる傾向にあり、背中や腕、太もも、おしりなどにもできるようになってきました。

最初に手足や口の中だけだったのに、広がってきたという場合はこちらの可能性があります。また範囲だけでなく、発疹の大きさもバラつきが見られるようになってきました。

関連⇒手足口病の初期症状と予防策について

アトピー性皮膚炎

小さい子の場合、関節の内側など皮膚が柔らかい部分にできることが多いです。
例えば膝の裏側や肘の内側といった場所に現れます。

赤くじくじくした発疹が多く、乾くとカサカサとつっぱるようになります。
乳児の間に治る子もいますが、小さいうちに治さないと成人性のアトピーになる可能性も。

大人でも我慢できない痒みの強さで掻きむしってしまう上、汗などがしみるためとても痛がる場合があります。

関連⇒赤ちゃんのアトピーはいつから?症状の特徴と予防対策について

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川崎病

4歳以下の乳幼児に多く、年間で数千~1万数1千人ほど発症していると言われています。
症状は原因不明の高熱と発疹、そしてリンパ節の腫れです。

初期は風邪の症状と間違われがちなのですが、リンパがとても腫れてくることが特徴。
両側が腫れることもありますが、片側だけが腫れることもあり、大きさはクルミ大ほど。

手足や指先が赤くなり、パンパンに張ります。
またウサギのように赤い目や口紅を塗ったような真っ赤な唇になります。

これらは発症から3~5日以内に現れるのですが、合併症や急死を防ぐために早期発見、早期の治療がとても大切になってきます。

上のような症状が出た時は急いで病院を受診してください。

関連⇒川崎病の詳しい症状や再発のリスクについて

かぶれ

手足の一部がかぶれている場合、草木や毛虫との接触によってかぶれた可能性があります。草木のかぶれは、手足や顔などが草木と触れることが多いため良く見られます。

じんましんのように、腫れることがほとんど。

徐々に範囲が広がっていくのが特徴で、ひどくなると水疱状になることも。

毛虫によるかぶれは、ぶつぶつした赤い斑点のような発疹が多く、痒みが強いことが特徴です。

これからの時期デンキムシなど、毛虫がとても増えるので、秋までにかけては特に注意が必要。

デンキムシなどに刺された場合は、痒みだけでなく痛みを伴う場合も。

特効薬はないので、軟膏を塗ったり冷やしたりすることで様子を見ていきます。

以前保育園に勤めていたのですが、家の庭で遊んでいる最中に毛虫に触ってしまい、首から肩、最後は頬にまで腫れが広がってしまった子がいました。

毛虫に刺された時は、服についていた毛が飛び広範囲に広がってしまうことがありますので、注意するようにしてください。

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手足に発疹が出た時の対処

手足の発疹以外に症状がないかチェックをする

熱や嘔吐など、他の症状がある場合は要注意。

急いで病院を受診することをおすすめします。

またかゆみや痛みが無いか、アレルゲンに触れたり、食べたりしていないかなど、起こる前の状態を考えていきましょう。

なるべく触らないようにする

発疹は触ることで周囲へ広がってしまうこともあります。

また、感染性のものの場合、他の人にもうつる可能性が。

お子さんが掻いてしまわないように爪を切ったり、保護するなどして触らないようにしてください。

発疹を写真に撮っておく

発疹は時間と共に消えたり、増えたりと変化する可能性が。

写真におさめてから病院に向かうようにすると医師にも経過が分かり、診断がしやすくなります。

病院は何科を受診するべき?

子供が発疹になった場合、皮膚科に連れて行くべきか、小児科に連れて行くべきか迷ってしまうお母さんもいると思います。

結論から言えば、どちらでもきちんと診てもらえますが、小児科にかかりつけの先生などがいる場合は、そちらで診てもらった方が無難です。

そうすれば過去にどんな病気にかかったのかも分かった上での診察になるので、非常に診断がスムーズになります。

仮にかかりつけのお医者さんがいなかったとしても、小児科の方が総合的に他の部位も診てもらえるので、特に理由がなければ小児科を受診しましょう。

治療後は再発防止のスキンケアが大事!病院を受診する前に保湿剤も準備しておこう

発疹を治療した後は再発を防止するために赤ちゃんの肌をケアしていくことも大事です。

特にアトピーや乳児発疹などの場合、乾燥肌を防ぐだけでも再発のリスクをグッと減らすことができますよ

なので、病院を受診する前にしっかり保湿剤も準備しておきましょう。

ですが、市販品の保湿剤の中には、合成界面活性剤や有害性が高い添加物が入っているものもあるので注意が必要です。

しっかりとオーガニック成分だけを使った安全な保湿剤を選んでいきましょう。

例えば、最近ではアロベビーという国産のリッチオーガニックローションが登場しています。

参考⇒国産無添加のアロベビーの詳細をチェックしてみる!

アロベビーは累計50万本以上売れていて、国産のオーガニックローションの中では断トツで人気の商品です。

天然由来の成分のみを使っているので、デリケートな赤ちゃんにも安心して使うことができます。

 

私が実際に使ってみた感想もレビューしていますので、良かったら参考にしてみてください。

関連記事⇒アロベビーで乾燥肌を保湿してアトピーを改善!口コミや成分をチェックしてみた

まとめ

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手足の発疹にもいろいろな種類があることが分かりましたね。

手足だけだから…と思わずに、他にも症状が無いか、症状が進行していないかを必ず注意して見ていくようにしてください。

また手足だけといっても、触れることが多い部位ですから、集団生活をしている子の場合は登園や登校が出来なくなる可能性もあります。

必ず病院を受診し、医師の診断を仰ぎましょう。

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