
我が子が感染症にかかったら他のお子さんにうつらないか心配ですよね。特にとびひはあっという間に流行してしまいます。幼稚園や保育園を休んだとして、どのような状態になったら登園してもいいのでしょうか?
とびひにかかったら保育園は休んだ方がいい?
とびひは7歳くらいまでの子供に発症することが多い細菌による感染症です。かゆみの強い水ぶくれができます。
かいているうちに水ぶくれの中の膿が全身に広がり、最後にはかさぶたになります。幼稚園や保育園を休むかどうか、それはとびひの状態にもよります。
休んだほうがいい場合
・感染したばかりで水ぶくれができている
・水ぶくれがつぶれて広がっている。
・患部が膿んでジュクジュクしている
他の人にうつす可能性が高く、園からも休ませるように言われることがほとんどです。また子供自身もかゆみがひどく辛い状況なので自宅でゆっくりさせたほうがいいでしょう。
登園してもいい場合
・とびひが部分的にしか出ていない
・あまり広がっていない
・ガーゼで覆って保護できる
・かさぶたになった
「うつる可能性が少ない」と判断できる場合には登園してもいいでしょう。ただし医師の診断を受けて、許可が出てからにしましょう。
いつから登園できる?
とびひは学校保健安全法という法律で「第三種感染症」というものに指定されています。
それによると「医師が他の人に伝染する恐れがないと判断するまで」となっていますので、やはり医師の許可を受けてから登園するのがいいでしょう。
また各園によって登園基準が決まっているので、園に確認する必要もあります。
登園した際にも先生に「水ぶくれはなく全部かさぶたになりました」「病院で登園許可がでました」など、状況を知らせておいたほうがいいでしょう。
プールはすぐに入れる?

登園許可と同じで、人にうつる可能性があるうちはプールに入ってはいけません。
日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会・日本皮膚科学会というところから
「プールの水ではうつらないが、触れることで症状を悪化させたり、かきむしったところの液などで他の人にうつす恐れがあるので、プールや水泳は治るまで禁止」
という統一見解も出ています。皮膚科の先生方がおっしゃるなら入ってはいけませんね。
プール以外に、お風呂も一緒に入るのはやめましょう。子供が多くかかる病気ですが、まれに大人にも感染することがあるので注意が必要です。
水ぶくれがあり患部がジュクジュクしている場合には、シャワーで済ませるか同じお湯に入らないほうがいいでしょう。患部が乾いてかさぶたになってきたら入っても大丈夫です。
まとめ
かゆくて辛いとびひ、早く治すためには早めの受診が必要です。有効な薬を処方してもらい、正しい処置をしてあげましょう。
基本的に感染症の場合、医師の診断を受け登園許可をもらったほうが確実でしょう。
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