
近所の女の子がめずらしくメガネをかけていたので「メガネかけてたっけ?」と聞くと、「今年から花粉症になった」と言っていました。
娘のクラスでも数人の子が花粉症で、中にはボックスティッシュに紐をつけて机の横につるしている子もいるそうです。
1歳未満の赤ちゃんが発症する場合もあるほど花粉症は低年齢化している現代、もし我が子が花粉症を発症したら、どうすればいいのでしょうか?
目次
病院は小児科?耳鼻科?
花粉症を疑ったらまず病院に行って診断してもらうのがいいのでしょうが、いざ行くとなると何科に行けばいいのか迷ってしまうかもしれません。
子供が体調を崩したら行くのは小児科ですが、花粉症でも小児科でいいのでしょうか。
花粉症の症状だけなら耳鼻科へ
熱もなくあきらかに花粉症の症状だけという場合には、耳鼻科に行くことをおすすめします。
小児科の診察は「問診」と「触診」が基本で、それ以上の検査はしないことがありますが、耳鼻科では専用の器具を使って鼻の状態を確認することにより、花粉症かどうか判断してくれます。
場合によってはアレルギーの検査を行い、何のアレルギーかを特定しその症状にあった薬を処方してくれるので効果が高いです。
アトピーや喘息などがある場合にはかかりつけの小児科で
もしお子さんがアトピー性皮膚炎や喘息を患っているのなら、かかりつけの小児科で診てもらうといいでしょう。
花粉が皮膚につくことによりアトピーがひどくなったり、花粉症の鼻づまりから咳が出始め喘息の発作を起こす場合があります。
そうなった時に花粉症の治療は耳鼻科で、喘息の治療は小児科で、と掛け持ちするのはたいへんですよね。
だったら一度に診てもらったほうが治療しやすいし、薬も一度にもらえるのでいいのではないでしょうか。
アレルギー検査は小児科でも行ってくれるところがありますが、検査のための採血は子供にとっては辛くじっとしていることが難しい場合もあるので、行うかどうかは先生と相談してから決めたほうがいいでしょう。
応急処置は「温める」&「冷やす」
突然やってきた花粉症、今すぐ楽にしてあげたいと思った場合に、家庭でできる対策はあるのでしょうか?

温める
お風呂に入ったり温かい蒸気を吸い込むと鼻がすーっと通りますよね。
鼻が詰まっているときには、蒸しタオルで鼻の上、眉間のあたりを温めると、血管が広がり鼻づまりが楽になります。
お風呂に入って体を温めるのも、効果的です。
冷やす
目が痒いときには冷やすと、目の充血を抑え血管を収縮することにより楽になります。
冷たい水でしぼったタオルなどを目に乗せて冷やしたり、シャワーで洗い流すといいでしょう。
あくまでも病院が休みだったり行けない場合の応急処置なので、早めに受診して正しい対処法をしてください。
予防対策で花粉を防ぐ
日常生活の中で花粉を防いだり除去するだけで、花粉症を和らげることができます。
花粉症を少しでも和らげるためには予防も大切ですので、日常生活でできる予防対策もしてみてください。
・花粉が飛びにくい午前中に掃除機をかけその後に拭き掃除もして花粉を取り除く
・カーテンや布団カバーなど、洗濯できる物はする
・洗濯物を室内干しすることで、花粉がつくのを防ぎ室内の加湿もする
・魚や野菜中心の和食メニューを心がける
・外出時にはマスクやメガネをする
最後に
幼い子供が花粉症になった場合、自分から「辛い」と言わないことが多いので気がつくのが遅くなることもあります。
ボーっとしていつも鼻が詰まっている、熱がないのに鼻水やくしゃみが止まらない、目が赤かったりこすっているなどの症状が見られたら、花粉症を疑って早めに病院に行くことをおすすめします。
正しい対処法で、少しでも楽にしてあげられるといいですね。
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