子供の熱が上がったり下がったりする時に考えられる原因と対処法!

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子供の発熱はいつも突然発症することが多いですよね。

しかも夜に出た熱が朝には下がって一安心、と思っていたら夕方にはまた熱が上がってしまった、ということもよくあることなのです。

こんな症状にはどんな病気の可能性があるのでしょうか。

 

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熱が上がったり下がったりする原因は?

人間の体温と言うのは1日中同じというわけではなく、健康な状態でも多少の変動があります。

それが1~2歳くらいの幼い子供だと1日の中で0.5℃程度の差が出ると言われているので、発熱時には更に差が大きく出るようです。

また免疫力が低い子供の場合、熱を下げる力が未熟なため一度下げても、また上がってしまうことがあるのです。

 

疑われる病気は?インフルエンザや肺炎の可能性もある?

熱が上がったり下がったりする場合には、様々な病気の可能性が考えられます。

  • インフルエンザ
  • 肺炎
  • 麻疹(はしか)
  • ヘルパンギーナ
  • プール熱(咽頭結膜熱)
  • 手足口病
  • 川崎病

などが考えられます。

なんの病気にかかっているのかを知るには、発熱以外にどんな症状が出ているかをよくみることが大切です。

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どのぐらい続いたら危険?一週間位以上はまずい?

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熱が出る病気は、数日で治まることが多いので2、3日で下がる場合には問題ありません。

ただし「3日以上上がったり下がったりを繰り返す」場合には注意しましょう。

風邪だったのに悪化して他の病気を併発しているということも考えられるので、発症から4日目に熱が下がっていないようなら病院の診察を受けたほうがいいでしょう。

 

適切な対処法は?

自宅で様子を見る場合には2つの点に注意して対処しましょう。

 

水分補給を忘れずに

熱が出ていると脱水症状を起こしやすいので、こまめに水分補給をする必要があります。

湯冷まし、麦茶、子供用イオン飲料など、体に負担がかからないものをスプーンなどを使って少量ずつ飲ませてあげましょう。

リンゴをすりおろしたものやスープなどもいいですね。

 

温度や湿度を調節する

熱が上がって汗をかいている場合には、布団や衣服を薄くして熱を放出させたほうがいいでしょう。

逆に熱が下がって手足が冷える、寒そうにしている、などの様子が見られたらまだ熱が上がる可能性があるので、温かくして安静にしましょう。

室温は20℃前後、湿度は60%にしておくと、ウイルスの増殖を防ぐのに効果的です。

 

薬は飲ませるべき?

熱が出るのは体の免疫がウイルスを倒そうとしている証拠なので、無理に熱を下げることで病気の治りを遅くしてしまうことがあります。

熱が高くても割りと元気があり、水分や食事を摂れているなら薬で熱を下げる必要はありません。

ただし、「熱でよく眠れない」「水分や食事が摂れない」という場合には、解熱剤で熱を下げ一時的に体を休めることによって体力の回復を手助けになるので、状況によって使いましょう。

薬の使用は必ず医師の指示に従って使ってください。

 

お風呂は入れても大丈夫?

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熱の状態が安定するまでは、入浴は控えて体を拭く程度にしておいたほうがいいでしょう。

37℃台に下がり比較的元気に過ごしているようなら、様子を見てお風呂に入っても大丈夫です。

お風呂に入ることで体を清潔に保ち、気持ちもすっきりすることができるので、機嫌がいいようなら入れてあげてください。

ただし「38℃以上熱がある」「下痢や嘔吐をしている」「機嫌が悪い」など、症状が落ち着いていない時には無理に入れないでください。

シャワーだけ浴びる、いつもより短時間で入るなど負担がかからないようにし、出た後に体が冷えないように部屋を温めておくなど準備してから入れましょう。

 

食事の注意点は?

病気の時には栄養をつけてほしくて「無理にでも食べさせなくちゃ!」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、無理に食べさせる必要はありません。

食べ物を消化するためにエネルギーを使うと体力を消耗してしまうので、食べたがらない場合には食欲が出てくるまで待ちましょう。

食事ができなくても、脱水症状を起こさないようにとにかく水分を摂らせましょう。

もし食欲があるようなら、柔らかく消化のよいものを食べさせてあげてください。

うどん、おかゆ、温かいそうめん、柔らかく煮た野菜、豆腐など柔らかく温かい物や、バナナやリンゴなど消化しやすい果物、冷たいゼリーやプリンも喉越しがよく喜びます。

 

元気な時は病院に行かなくても大丈夫?

熱が出ても元気に過ごしている場合には問題ないことがほとんどですが、いつまでも熱が上がったり下がったりを繰り返している場合には心配です。

以下の場合にはすぐに病院に行ったほうがいいでしょう。

  • 生後3ヶ月未満の赤ちゃん
  • 水分が摂れない、
  • 汗やおしっこが出ずぐったりしている
  • 下痢、嘔吐、腹痛などの症状が見られる

幼稚園などお子さんの周りでインフルエンザなどの感染症が流行っている場合には、感染を疑って受診しておくと安心ですね。

 

まとめ

「夜、熱があったけど次の日下がったから幼稚園に行かせたんだけど、夕方になったらまた熱が上がってきちゃった」という話はよく聞きます。

子供の熱は上がったり下がったりを繰り返し治っていくことが多いので、慌てずにお子さんの様子をよくみて対処していきましょう。

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