
病気やケガで子供が入院することになったら、まず考えるのは「何を準備したらいいのかしら」ということではないでしょうか。
乳幼児の場合は付き添いが必要な場合が多く、その場合には子供のものと付き添うママのものを準備しなければいけません。
どのように準備していけばいいのでしょうか。
目次
子供が入院したら24時間付き添うべき?
どの程度付き添いをしなければいけないか病院によって違います。
24時間付き添いが必要
ずっと誰かが付き添っていなければいけないので、パパやおばあちゃんなどと協力して、交代で付き添えるようにするといいでしょう。
どうしても交代する人がいない場合には、途中で自宅に帰れないので入院前の準備をしっかりする必要があります。
昼間だけ付き添いで夜は帰る
夜になれば家に帰れるので、家事をしたり他の兄弟のお世話をすることができます。
病院に残してきた我が子のことが心配になるかもしれませんが、ママが自宅でゆっくり休むことで、体力的にも精神的にも安定して看病できます。
付き添いは自由
昼も夜も特別付き添いをする必要はなく、昼間来られたら来てください、程度の認識の病院もあります。
入院している子どもは寂しいかもしれませんが、仕事を持っているママにはありがたいかもしれませんね。
入院する前に付き添いについて病院に確認しておけるといいですね。
保育園や幼稚園への連絡
入院が決まった場合、必ず保育園や幼稚園へ連絡しましょう。
事前に入院が決まっている場合には、わかった段階で口頭で伝えるとともに、メモなどに入院のスケジュールを記入して渡すと園でも状況が把握しやすくていいでしょう。
急に入院になってしまった場合、入院準備や手続きなどでバタバタしてしまうのですぐに連絡できないかもしれません。
その場合には少し落ち着いてからでもいいので必ず連絡をしましょう。
付き添う際に適切な服装
付き添っている間は病院内を移動することが多いので、ゆったりとしたパンツ、Tシャツ、トレーナーなど楽な服装がいいでしょう。
上にカーディガンなどを羽織っていれば、昼間はそれでいいし夜には上着を脱いですぐ寝られるくらいの服装でいいと思います。
感染予防のためにマスクの着用を義務付けている病院もあるので、使い捨てのマスクを多めに持っていっておいたほうがいいでしょう。
付き添う際に必要な持ち物

入院時の持ち物は子供のものだけではなく、付き添いのママの持ち物も必要になります。
24時間でなかなか他の人と交代できないという場合には、ちょっと買いに行くとか取ってくるということがしにくいので、最初にしっかり準備しておいたほうがいいでしょう。
子供の持ち物
- おむつ…点滴でオシッコが増えるので多めに
- おしりふき
- 着替え…脱ぎ着しやすいようにゆったりめのものを
- タオル…大、中、小、色々使えます
- コップやスプーン
- そのほかにあると便利な物…おもちゃ、小さなお菓子(病院に確認してから)
親の持ち物
- 着替え
- 化粧品、洗面入浴道具(シャンプー、歯ブラシなど)
- コップや箸など食事グッズ
- メモ帳と筆記用具
- 母子手帳、印鑑、保険証、診察券
- BOXティッシュ、ウェットティッシュ
- そのほかにあると便利な物…本など暇をつぶすもの、洗濯ハンガー、洗面器
その他に必要に応じて、携帯充電器、生理用品、ドライヤー、めがねやコンタクト用品も持っていきましょう。
自分の食事、お風呂はどうすればいい?
お子さんの食事は病院で出ますし、お風呂も先生のOKが出れば入れてあげることができますが、付き添っているお母さんはどうでしょう?
食事
病院に実費でお願いできるところもありますが、ほとんどは自分の分は自分で用意しなければいけません。
病院の売店にはパンやおにぎりなどがありますが、栄養がかたよったり売り切れてしまったり、何より結構高くついてしまいます。
事前に自分で保存が効く食べ物を持ち込んでおくほうがいいでしょう。
- レトルトごはん
- 保存期間が長いパン
- ふりかけや瓶づめ(なめたけ、佃煮海苔など)や缶づめ(さば缶。さんまの蒲焼など)
- インスタントのスープや味噌汁
- ヨーグルト、ゼリー、フルーツ缶づめ
- スティックコーヒーやお茶のティーバック
可能であれば、パパやおばあちゃんにお弁当を作ってもってきてもらえると一番いいですね。
お風呂
子供が入るときに一緒に親も入る場合や、付き添いが入っても良い時間を設定してくれている病院もあります。
病院で入れない場合には、付き添いを交代してもらって家に帰って入ることが多いようです。
また家が遠い、交代がいないという場合には、病院の近くの銭湯や温浴施設を利用して短時間で済ませている方もいるようです。
子供の服やタオルの洗濯はどうすればいい?
病院にはコインランドリーが設置されていることが多いので、そこを利用することができます。
洗剤は置いていないことがほとんどなので自分で準備していきましょう。
病院で洗濯できない場合には、病院近くのコインランドリーを利用したり、お見舞いに来たパパやおばあちゃんにお願いするなどしている方が多いようです。
家の家事はどうすればいい?
入院前にパパのごはんを作り置きしておきましょう。
自炊できないパパだとお弁当を買ってきたり外食をしたり、栄養バランスと金銭的な面で心配が出てきます。
1食ずつに分けて冷凍しておけば、レンジで温めるだけで食べられるのでパパも簡単に準備できます。
炊事はできなくても洗濯機をまわしたり、掃除機をかけるくらいならパパにもやってもらいましょう。
付き添い中は子供に対して何をしてあげればいい?

子供にとって入院は不安で退屈なものです。
安心して治療に専念できるように、優しく楽しくなるようにベッドでできる遊びをしたり、話をしたりしてあげましょう。
不安でぐずったり機嫌が悪くなることもありますが、ママが優しく「大丈夫よ」とそばにいてあげれば安心できるので、できる範囲でスキンシップをしてあげるといいですね。
ママも不安かもしれませんが、子供の前では笑顔でいてあげてください。
保険の確認について
入院したら気になるのが入院にかかる費用ですよね。
民間の保険会社の保険に加入している場合には、医師から診断書や必要書類を記入してもらい提出してから費用が支払われることが多いので、申請の時期など保険会社に確認しておいたほうがいいでしょう。
ただし、多くの自治体で子供の医療費はとても充実しているので医療費の助成により入院費が無料または少なくすむことがあります。
東京都では子供の医療費は無料という自治体がほとんどですので、ご自分の自治体の医療費助成はどうなっているのかも確認しておくといいですね。
まとめ
入院前の準備も入院中もママは気が休まるときがないと思いますが、できるだけお子さんが快適に入院生活を送れるように、優しく笑顔で接してあげてください。
パパやおばあちゃんなど、できるだけ協力しあってママの負担が減るように考えましょう。
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