赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の原因と症状まとめ!

赤ちゃん アトピー
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これから暑い季節を迎え、汗がしみたり、かゆみが増したりするアトピー性皮膚炎。

特に、赤ちゃんのアトピーは、見ていてかわいそうで、つらいですよね。

ここでは、そもそもアトピー性皮膚炎とはどういうものか、そして、その症状についてお話しします。

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アトピー性皮膚炎とは?

厚生労働省のホームページには、どのように定義されているでしょうか?

「アトピー性皮膚炎とは、
・痒みのある湿疹(=皮膚炎)が、悪化と軽快を繰り返す慢性疾患
・皮膚のバリア機能低下と、食物や環境中のアレルゲンに対するアレルギーが病態の形成に重要
・乾燥、汗、ストレスなど種々の悪化因子が関与」
(厚生労働省HPより)

つまり、アトピー性皮膚炎とは、良くなったり、悪くなったりを繰り返す、あらゆるかゆみを伴う湿疹ということになります。

そして、アトピー性皮膚炎になりやすい要素としては、皮膚が肌の水分を保持したり、外部からばい菌や異物が入ってくるのを防ぐ機能(皮膚のバリア機能)が弱くなっている状態で、食べ物や生活している環境の中にあるアレルギーの元になる物質に反応して症状が出てしまうことです。

また、これには皮膚の乾燥、汗、ストレスなどの様々なことが重なって、アトピー性皮膚炎を悪化させてしまうようです。

実は、筆者もアトピー性皮膚炎と診断されたことがあり、筆者の場合は、大人になった今でもストレスがかかると、すぐに皮膚に症状が出ます。

アトピー性皮膚炎の症状は?

先ほど、厚生労働省の説明を見たとおり、アトピー性皮膚炎というのは、かゆみを伴う皮膚炎のほとんどを指すようです。

かなり、範囲が広いですね。

その中でも、よく見られる症状とは、どんなものでしょう?

アトピー性皮膚炎の主な症状の特徴は、「かゆみ」、「湿疹」、「繰り返す」でしたね。

実際の見た目はというと:

  • 赤みのある湿疹
  • 盛り上がったような湿疹
  • ジクジクと汁が出るような湿疹
  • ごつごつした湿疹が

というのが代表的なようです。

また、かゆいので掻いてしまうことによって、皮膚が分厚くなってゴワゴワになったり、かさぶたができたりします。

できる場所は、人により様々ですが、顔、首の回り、ひじの内側、ひざの裏側など、体の柔らかい部分に比較的多く見られるようです。

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アトピー性皮膚炎の原因は?

アトピー性皮膚炎の原因は、1つとは限りません。

不幸にも、様々な要因が重なって、発症するようです。

例えば、アレルギーを起こしやすい体質が家族や自分にある場合や皮膚のバリア機能の低下といった体質がアトピー性皮膚炎をおこしやすくしています。

そして、生活している環境も原因の1つとなります。

例えば、食べ物、ダニ、ほこり、カビ、花粉、動物の毛などのアレルギーの元になるものに接触することや、汗、衣服による摩擦、皮膚の乾燥、洗剤などの日用品への過敏な反応であったり、寝不足、疲れ、ストレスなどが原因として考えられています。

つまり、日常のあらゆるものがアトピー性皮膚炎の原因となるかもしれないということですね。

筆者の場合、小学生のころに転校をしたのを機にジクジク湿疹が発症し、その後、大人になるまで、ずーっとストレスの多い生活をしていると、すぐに湿疹が出てしまいます。

とっても厄介ですが、筆者としては、これをストレスのバロメーターだと思っています。

成長によって軽くなるアトピー性皮膚

成長

アトピー性皮膚炎の多くは、赤ちゃんの頃に始まって、成長とともに治っていく傾向があるようです。

しかし、大人になるまで続いたり、筆者のように、一度治っても、特定の要素にさらされると(ストレス)、また発症ししまう場合もあります。

赤ちゃんの場合は、最初、顔や頭に湿疹が出ることが多く、その後、だんだんもっと下の部分(腕や足、おなかなど)に湿疹が出るようになります。

しかし、アトピー性皮膚炎のピークは、5カ月から6カ月頃で、その時期を過ぎると、少し改善傾向がみられるようになり、1歳頃にはほとんど治ってしまう場合が多いそうです。

また、赤ちゃんの場合、アトピー性皮膚炎の原因のほとんどが、食べ物とダニだといわれています。

食べ物に関しては、卵白に対するアレルギー体質(抗体)を持っている赤ちゃんにアトピー性皮膚炎が発症することが多いようです。

そして、赤ちゃんは、生活のほとんどの時間を床の上で寝ていたり、ずりはいしたり、転がったり、また、なんでも口に入れるため、ダニから守ることは簡単なことではありません。

ただでさえ、赤ちゃんからは目が離せませんが、赤ちゃんの置かれている環境から、常にほこりやダニを取り去ることは、簡単なことではありませんね。

まとめ

  • アトピー性皮膚炎は、「かゆみ」を伴う「湿疹」で、良くなったり悪くなったりを「繰り返す」
  • 赤ちゃんの場合、まずは頭や顔に湿疹が現れ、その後徐々に他の部位に広がる
  • 原因は、体質と食べ物・環境
  • 悪化させる要因は、寝不足、疲れ、ストレスなど
  • 成長とともに治ることが多い

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