子供が急に耳を痛がり泣いたらまず急性中耳炎をまず疑うママさんがほとんどではないでしょうか。
痛みがひどすぎて大泣きする子供や頻繁に耳を触る子供を、今すぐ楽にしてあげるための応急処置の仕方などをこれからご紹介していきたいと思います。
参考になることがたくさんあると思うので是非見てみてください。
急性中耳炎とはどのような疾患のこと!?症状は!?
急性中耳炎の一番の原因は、風邪の菌が喉や耳管を通り耳の中で炎症を起こし膿が溜まる状態になります。
風邪の原因になると言われる菌は、何種類かあります。
- 肺炎球菌
- インフルエンザ菌
- RSウイルス
- ヒトヘルペスウイルス
- 麻疹ウイルス
意外に聞いたことのあるウイルスばかりが悪さすることがよく分かりますよね(汗)
急性中耳炎の主な症状には次のようなものがあります。
- 激痛・・・・膿が溜まり、鼓膜を圧迫するため。
- 耳だれ ・・・・鼓膜に小さな穴が開き膿が流れ出るため。
- 発熱・・・・炎症反応に対する抵抗で発熱するため。
- 聞こえにくさ・・・・鼓膜を膿が圧迫するため。
- めまい
8割の子供が3歳までに急性中耳炎を経験するという統計が出ています。
確率的にはかなり高いですよね。
それに対して中耳炎になる確率は6割が1歳までと、半分の人が経験していることになります。
ただし熱が出ない場合もありますので、乳幼児が出すサインを見落とさないようにしないといけません。
ごく稀に合併症が起こることがありますので注意をしてくださいね。
合併症は、内耳炎や髄膜炎や鼓膜穿孔や難聴などです。
急性中耳炎になた場合は、なるべく早めに治療開始できるように心がけてくださいね。
急性中耳炎になったときの応急処置の方法とは!
子供さんが急性中耳炎で耳が痛んでいるとき早く痛みを和らげてあげたいですよね。
夜中など急に病院に行けないことはありますよね。
そんな時に効果的な応急処置の方法はこちら。
- 耳の周りを冷やす。
- 上体を上げ空気の通り道を作る。
- 鼻づまりの解消をする。
- 耳だれを拭く。
- 痛み止めを飲む。
上記のものを試してみるだけでも、痛みはだいぶ和らいできますよ♪
応急処置をした後は、必ず耳鼻咽喉科を受診してくださいね。
あくまでも応急処置ですので悪化しないためにも受診をお勧めします。
急性中耳炎の治療方法は大きく分けて3つの方法が行われます。
- 状態を見た上での経過観察
- 投薬(抗生剤)
- 鼓膜切開
鼓膜切開は、癖になるから嫌という人も結構いるようですが実は誤りな情報なのです。
切開することは、膿を早く出すことができるという利点だけでなく、治癒期間が早まりますよ。
抗生剤がきちんと効いていて治る方向に向いていますが、抗生剤が効いてなければ最終的には
切開するようになります。
急性中耳炎の場合は、抗生剤を飲んで大体1週間程度で治りますよ。
急性中耳炎の予防方法は!?

急性中耳炎にならないように予防するには、どのようなことをすればよいでしょうか。
実はいくつかの方法がありますのでご紹介しますね。
- 痰の色をした鼻水をすすらないように注意する。
- 鼻をかむときは、左右順番にしっかりかませる。
- 鼻の中を清潔に保つこと。
- 鼻が詰まっている場合は吸引をする。
- 予防接種を受ける。
急性中耳炎は繰り返していると癖になってしまい再発率は高くなります。
出来る限り風邪をひかないように気をつけていくことが急性中耳炎の一番の予防方法になりますよ♪
バランスの良い食事と腸内環境を良い状態で保つことは、免疫力をあげるという意味でも効果を期待できますよ。
鼻が詰まっているときの吸引は、できるだけ電動でできるものが望ましいです。
その理由は、ママさんが吸うことによってうつってしまうからです。
耳鼻科に行ってとってもらうのが一番良い方法ですのでぜひ耳鼻科を受診してくださいね。
奥の方に詰まったままでいると悪化してしまいます。
予防接種のなかで効果を示すものは、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンです。
原因菌の中には上記2つが含まれていましたよね。
予防接種をしていることによって効果は、得られやすくなり防ぐことが出来るようになります。
肺炎球菌の予防接種は、生後2か月から接種できるようになっていますので是非接種することをお勧めします。
⇒子供の予防接種のスケジュールの上手な立て方と知っておきたい副作用!
まとめ
急性中耳炎の原因や応急処置のまとめ
- 原因菌:肺炎球菌・インフルエンザ菌・RSウイルス・ヒトヘルペスウイルス・麻疹ウイルス
- 急性中耳炎の症状:耳の激痛・耳だれ・発熱・聞こえにくさ
- 応急処置の方法:耳の周りを冷やす・空気の通り道を作る・鼻詰まりの解消・痛み止めの服用
大人でも中耳炎の痛みは我慢が出来ないものです。
子供であれば我慢が出来ないのは当たり前ですので、悪化しないように予防方法を参考にしてみてくださいね。
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