子供の中耳炎にはいくつか種類がありますが、症状などをわかりやすくまとめましたので参考にしてみてください。
種類によっては、自然治癒するものや痛みが強くないものなどもありますのでそのあたりも一緒に見てみましょうね♪
目次
中耳炎とはどのような疾患!?また中耳炎の種類とは!?
中耳炎とは、風邪がもとになり喉や鼻からウイルスが耳管を通り中耳の中で炎症を起こす疾患です。
中耳に膿が溜まり痛みを伴うこともあります。
小さい子供が特にかかりやすく、6歳までには8割程度の子供が一度は中耳炎を経験します。
中耳炎の種類は大きく分けて3種類あります。
- 急性中耳炎
- 浸出姓中耳炎
- 慢性中耳炎
種類別に症状などを見てみましょう。
急性中耳炎
耳の痛みや発熱が急激にみられ進みが早いことが特徴で急に夜中に大泣きをしたりした場合は、急性中耳炎の可能性がとても高いのです。
鼓膜を膿が圧迫し状況によっては鼓膜に穴が開く場合もあります。
治癒までの期間は大体10日程度になります。
滲出性中耳炎
中耳の中に滲出液が溜まるのが特徴です。
こちらの中耳炎は熱が出たり耳が痛くなったりすることは少ないため、悪化して気が付くことが多いです。
名前を呼んでもなかなか返事がなかったり、聞こえてなかったりする場合は滲出性中耳炎の疑いがありますよ。
悪化していくと難聴がおこるのでとてもこわいですよね・・。
治癒までの期間は軽くて1か月程度です。
慢性中耳炎
繰り返し急性中耳炎や滲出性中耳炎を繰り返す状態の事をさします。
悪化すると肉芽や真珠腫などができてしまい鼓膜に穴が開いて閉じなくなってしまうこともあります。
中耳炎の治療法にはどのようなものがある!?
治療方法にもいくつか種類がありますのでご紹介しますね♪
- 自然治癒
- 耳鼻科での治療
- 投薬治療
- 切開治療
①と②の場合
①・②は似たような状態となりますが、要するに経過観察をするような形になります。
悪化しておらず炎症がおちつけば快方に向かいます。
③の場合
③の場合は、抗生剤などを飲まなければいけない状態にある可能性がありますので先生の判断によりますね。
悪化している場合などに投薬治療して様子見をします。
④の場合
抗生剤を飲んだ後症状の改善が見られない場合は、鼓膜切開をし膿を出して治癒期間を早めます。
中耳炎の予防方法にはどのようなものがある!?
中耳炎を予防する方法は、意外に簡単な方法なのを皆さんは知っていますか!?
- 鼻水はこまめにかむ。
- 風邪をひかない
- 食生活に注意する。
- 換気を定期的し菌をためた空間を作らない。
- 良質の睡眠をとる。
上記項目の中でも特に重要なのが食生活です。
中耳炎の原因菌は風邪の菌がもとになるのですが、食生活を注意すると予防することにもつながるのです。
効果のある要素はオメガ3脂肪酸やアントシアニンなどです。
これらの要素は、鼻やのどの細菌、ウイルスにたいして抗酸化作用がありますので、一定の効果を期待できるのです。
どのようなものに多く含まれているのか知りたいですよね。

<オメガ3脂肪酸>
- 青魚
- ナッツ類
- チアシード
- エゴマ油
- シソ油

<アントシアニン>
- ビルベリー
- カシス
- ナス
- ブルーベリー
上記の食品などには豊富に含まれていますので積極的にとってくださいね。
中耳炎にかかりにくくなるためには、腸内環境が整うことも重要ですので少し腸内環境にも目を向けてバランスの良い食事にしましょう。
まとめ
子供の中耳炎の症状のまとめ
1.中耳炎の種類と痛み・発熱
耳の痛み | 熱 | 治癒期間目安 | |
急性中耳炎 | あり | あり | 10日程度 |
滲出性中耳炎 | なし | なし | 1ヶ月程度 |
慢性中耳炎 | なし | なし | 不明 |
2.中耳炎の治療方法
- 経過観察
- 投薬治療
- 切開治療
3.中耳炎の予防方法
- 鼻をかむ
- 風邪をひかない
- 換気を定期的にする
- 食生活に気を付ける
- 睡眠をきちんととる
予防方法なども参考にして是非中耳炎についての正しい知識を持ち合わせて過ごしてください。
子供は、痛みに弱いですので、なるべく注意をして様子観察をしてあげてくださいね。
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