赤ちゃんが噴水状に吐いてしまうとパニックになってしまいますよね(泣)
今回は噴水状に吐いてしまう原因などを詳しく見ていきますよ。
少しの工夫をすれば防げる内容もありますので参考にしてみてくださいね。
目次
赤ちゃんがミルクを大量に吐く原因はなに!?
赤ちゃんの胃の形はとっくり状のため体勢により一度にたくさん吐いてしまうことがあります。
しかも赤ちゃんは胃腸がまだ未発達段階で尚且つ満腹中枢もまだ発達していません。
その為胃の大きさを超える量を飲んでしまい結果的に吐いてしまいます。
月齢が増えていく毎に徐々に改善されるので心配はありません。
落ち着いてくるのは、大体生後3か月過ぎた頃が一般的です。
嘔吐量が多いと大丈夫かなぁと思うこともありますが、吐いた後機嫌が悪くないのであれば大丈夫です。
体重増加は一日大体30g程度あれば問題はありません。
大量に吐き体重が減っているようであれば小児科の受診をするようにしましょうね。
赤ちゃんが大量に吐かないようにするためには次の点に少し気を付けてみてください。
- げっぷをきちんとさせる
- 急に体を動かさない
- ミルクの一度に入る量を様子見する
- 飲むときの角度に気を付ける(傾斜をつける)
自分が実際に飲み物を飲むときのことを想像してみてください。
真上に向いたままミルクを飲むと当然むせてしまいますし吐いてしまいますよね。
赤ちゃんにミルクを与えるときはきちんと抱っこしてスキンシップしながら授乳してください。
病気による嘔吐物の内容や嘔吐の仕方に注意を!

気を付けなければならないのは嘔吐物がどのようなものなのかということや吐き方です。
(1)嘔吐物で注意しなければならない色
黄色や黄緑色
嘔吐物が上記の色の場合は、腸閉塞等の病気の可能性
(2)嘔吐の仕方で注意しなければならないもの
・噴水状に吐く
噴水状に吐く場合は幽門狭窄症や髄膜炎などの可能性
・何度も何度も吐く
ノロウイルスなどの場合も何度も何度も吐き噴水状に吐いてしまいます。
吐しゃ物は二次感染を起こすウイルスを多量に含んでいますので処理方法も気を付けてください。
吐しゃ物の基本的な処理方法は次の通りです。
- マスクと手袋をし空中にウイルスが上がらないように吐しゃ物の上にペーパーを置く。
- 塩素系漂白剤スプレーをふりかけふき取る
- 二重袋に入れて捨てる。
- 必ず手を洗う。
*素手で処理は絶対にしない*
嘔吐物の種類がミルクでない場合は上記の処置が一番好ましいですので是非実践してください。
嘔吐がひどい場合は脱水が心配になるからと水分補給を過度にすることがありますが、
それは逆効果になることもありますので、あまりに脱水がひどいと感じたら即病院へ行ってください。
脱水症状の目安となるポイントは次の通りです。
- ぐったりしている
- おしっこが出ない
- 涙が出ない
- めがくぼんでいてる
- 大泉門がへこんでる
赤ちゃんの体は水分量が多いため嘔吐してしまうと脱水症状を起こしやすいです。
受診を悩んだ場合はまず小児救急電話相談「♯8000」に連絡してください。
どうすればよいのか医師か看護師がアドバイスをしてくれます。
脱水症状は命に関わることになりますので緊急時は救急車を呼んでくださいね!!
嘔吐する病気にはどんなものがある!?大量に吐く場合の対処法は?
突然嘔吐するとパニックになってしまうため嘔吐する病気があらかじめわかっていると安心ですね。
様々な原因で嘔吐することはありますが嘔吐病気は次の通りです。
- ウイルス性胃腸炎
- 嘔吐下痢症
- 髄膜炎
- 脳炎
- 腸重積
- 腸閉塞
この中でも髄膜炎や脳炎や腸重積や腸閉塞はとても怖い病気ですので注意してください。
他の症状があれば緊急性が増す場合もあります。
まずは大量に吐いてしまう原因が何であるかを探ることが重要です。
- ミルクを飲んだ量が多すぎることによる嘔吐か?
- 病気を含んでいる嘔吐か?
嘔吐しているときはできるだけ水分などを取らさず胃の中を空にするように心がけてください。
胃に負担がかかり嘔吐することでまた体力を消耗してしまいます。
赤ちゃんは何度も嘔吐するとしんどいですよね(泣)
水分補給は1時間程度たったごろにスプーン1杯から始めてくださいね。
まとめ
大量にミルクを吐く場合の対処法などまとめ
- 赤ちゃんの胃の形:とっくり状
- 赤ちゃんが嘔吐する原因:必要以上の量の授乳・病気によるもの
- ミルクを嘔吐しないための対策:状態を上に向け傾斜をつける・げっぷをさせる・量の調整
- 赤ちゃんが嘔吐する病気:ノロウイルス・ロタウイルスなどが関係する急性胃腸炎・髄膜炎・脳炎
- 赤ちゃんが脱水の状態であるか見分ける方法:排尿量が少ない・目がくぼんでる・ぐったり
防水シートやバスタオルなどをを敷いておくと汗を吸うだけでなく嘔吐した場合も処理しやすいですよ♪
緊急性があるかどうか見極められるよう日頃からの観察を心がけてみてくださいね。
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