子供のりんご病の症状と見抜き方!学校のプールで伝染るって本当?

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お子さんがいる方ならよく耳にするであろう「りんご病」。
名前は知っているけど、症状はよく知らない、どうやってうつるのか知らない、と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これからプールの時期に入りますが、プールの時期は何かと感染症が流行する時期でもあります。今回はりんご病の症状や、本当にプールでうつるのかどうかなどをお伝えしていきます。

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りんご病とは?

りんご病は「ヒトパルボウイルス」によって引き起こされる感染症です。
「学校感染症 第三種」に指定されていて、医師が伝染のおそれがないと認めるまで登園や登校はできません。

感染経路は主に「飛沫感染」
飛沫感染と言うのは、咳やくしゃみなどによって菌が飛び、それを吸い込んで感染すること。潜伏期間は7日~20日とかなり長めです。

ちなみに大体どの病気でもそうなのですが、潜伏期間というのは症状が出るまでの期間。体の中にウイルス自体はいますので、この期間でも咳やくしゃみ、鼻水から他人へ感染します。

周りで出ている場合は、自分たちが気をつけるだけでなく、「もしかしたら既に感染していて自分たちも感染を広げているかもしれない」という意識をもつことが大切です。

りんご病の症状は?

りんご病は風邪のような症状から始まります。

  • 発熱はあまりなく、あっても微熱程度
  • 咳、鼻水

この時期は感染力がある時期。
咳や鼻水によって他の人にも感染してしまいます。

しかし風邪の症状と似ているため、周りに感染している人がいない限り、この段階で気がつくのはかなり難しいです。

  • 両頬がりんごのように赤く腫れる
  • 腕、足、お尻などにもレース状の赤い発疹が出る

これらが一番の特徴的な症状。
赤い部分は痛みやかゆみを伴うこともあります。

また、日光に当たったり、入浴や運動で体があたたまると痒みや発疹がひどくなる場合が。
発疹がおさまるまでは、なるべく室内で過ごしたり、入浴は短めにするなどしてください。
ちなみにこの赤い発疹が出ている時は、既に感染力はほぼありません

子供の手足や全身に発疹が出てしまった時の対処法

熱もかゆみもない発疹が出た時に疑われる病気

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りんご病の対処の仕方は?

りんご病に特効薬はありません。
そのため、かゆみがある場合はかゆみを抑える薬を飲むなど、対症療法が基本。

特に症状が無ければ自然に治るのを待つことも。
全身の状態が良くなり、医師から許可が下りれば登園や登校が可能となります。

プールでうつるってほんと?

最近、掲示板などで「りんご病の時プールって入っても大丈夫?」という質問が多く見られます。

答えはOKです。

ただし!

潜伏期間と思われる時、またりんご病が疑われる咳や鼻水が出ている時はNG!

既にほっぺが赤くなる症状の時は感染力もほとんどなく、医師から登校や登園許可が下りていると思いますので、そういう状態の場合はプールに入っても問題ありません。

しかし塩素も入っていたり、直射日光にも当たりますので、症状がまた悪化するような時はしばらくお休みすることをお勧めします。

ただりんご病に関する正しい知識を持っている方は少なく、「感染症なのになんで入れさせるの?」と不快に思う方がまだまだいらっしゃるのも知っておいてください。

プールに入れる場合は、知り合いのお母さんにさりげなく「大丈夫なんだって」と話しておくと、回避しやすいかもしれません。

周りに妊娠している方がいる場合は注意を!

りんご病は一度かかると免疫ができるため、再びかかることはありません。
そのため一度かかったことのある妊婦さんはかかりません。

しかし、お腹の中の胎児はりんご病に対する免疫がないため、感染の恐れがあります。
重い症状が出ることが多く、流産の可能性も。

身近に妊娠している方がいて、もし発症前に接触してしまった場合、必ず連絡を取って検査をしてもらうようにしてください。

まとめ

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今回はりんご病に関する知識をお伝えしてきました。
りんご病は赤い頬が特徴的で、ぱっと見ただけでも分かる病気。

そのためしっかり知識を持っていないと思わぬ誤解を生んでしまう場合があります。

もしもかかってしまった時は、周りのママ友に話すなどして、少しでも誤解のリスクを避けるようにしてあげてくださいね。

また子どもにも伝え、子どもも周りの友だちから誤解されないようにしてあげることもお忘れずに!

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