おたふく風邪は、感染する年齢が上がれば上がるほど合併症が起こりやすい大変な病気です。
小さいうちに感染していた方が、意外に軽いと言われています。
今回は、2017年のおたふく風邪の流行時期を予想してみたいと思います。
それと合わせて予防接種の時期もお伝えしていきたいと思いますので参考にしてみてください!
おたふく風邪とはいったいどんな病気?どんな症状がある?
おたふく風邪とは、ムンプスウイルスによる感染症です。
潜伏期間は約3週間と長めですので知らずに登校・登園などをし、大流行するということが多いです。
おたふく風邪の症状は、次のような症状があります。
- 発熱(3~4日程度)
- 鼻水
- 耳の下の激痛や腫れ(7~10日程度)
- 飲み込み時の違和感
そして最も怖いのがおたふく風邪との合併症を起こすことです。
合併症を引き起こす時に高熱を伴うことが多いです。
主な合併症はこちら!
- 髄膜炎(おたふく風邪に感染している人の約10%が発症)
- 脳炎(おたふくかぜに感染している人の約0.2%が発症)
- ムンプス難聴(15000人に1人の割合で発症)
- 膵炎
- 目の充血や目やに
- 睾丸炎(15歳以上の約30%に発症が見られる=片方のみが多い=稀に無精子症になることも)
- 卵巣炎(成人女性の約7%に発症が見られる=片方のみ
睾丸炎や卵巣炎は、思春期以降におたふく風邪に感染したときに起こりやすい合併症とされており、不妊症の原因になると言われています。
その為にも早めに予防接種を受けるようにしたいですね!
おたふく風邪の予防接種はいつすればいい??

おたふく風邪の予防接種は、定期接種に組み込まれていないため、実際には実費で受けることとなります。
大体その価格は自治体によっても変わりますが¥5000~¥7000程度になります。
しかし病院によっても変わってくるので事前に確認することをお勧めします!
では、どのタイミングで予防接種を受ければよいのかと言いますと、一番いいのは1歳のお誕生日を迎えてすぐです!
おたふく風邪の予防接種を行うことで約90%とは感染を防ぐことが出来ます。
感染したとしても軽症で終わることが多いと言われていますので是非接種したいところですね!
以前は、予防接種を受ける回数が1回でよいとされていました。
しかし最近はより免疫を付けるためには2回接種が必要と言われ推奨されています。
1回目摂取後から約2~6年以内にもう一度打つと良いとされています。
ただし、実費で2回受けるとなると痛手と感じるかもしれません。
子供さんが多い家庭は、人数分で2回となると驚くほどの金額になりますよね。
任意接種の為、接種率は30%ほどにとどまっているとされています。
日本のみ定期接種に組み込まれていないようなので早めに定期接種に組み込まれると良いですね!
但し予防接種による副作用が心配になる方はいらっしゃると思います。
副作用は、少ないと言われていますが0ではありません。
稀に起きる副作用は無菌性髄膜炎と言われていますので注意はしてくださいね!
無菌性髄膜炎の主な症状は、発熱や嘔吐・頭痛などです。
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子供の予防接種のスケジュールの上手な立て方と知っておきたい副作用!
2017年おたふく風邪の流行時期はいつぐらいなのか予想は??
おたふく風邪の流行は5年ぐらいに1度が大流行される時期とされています。
その周期に当たるのが2016年が大流行するとされていました。
実際に私の住んでいる地域でもおたふく風邪が流行っていましたね。
2016年の11~12月がピークでした。
収束するかに思えていましたが1月に入ってもまだ流行っていますね。
ただ大流行とまでは一定なので注意したいですよね!
その為、2017年の流行は、少し低下気味ではないかと言われています。
しかし、最近の感染症は耐性菌が出てきたり、流行時期の予想が立たないのが現実です。
備えればある程度は、防げますので接種することをお勧めします。
小さい頃にかかっていても抗体がない場合もあるそうです。
その場合は、感染してしまいますので子供さんをお持ちの方は、一度確認することをお勧めします。
大人が感染すると大変重い病気のため、予防接種を受けて抗体を持つ方が良いですよね!
まとめ
2017年おたふく風邪の流行時期予想のまとめ
- おたふく風邪とは?:ムンプスウイルスによる感染症
- 潜伏期間:約3週間
- おたふく風邪の症状:・発熱・鼻水・耳の下の腫れや激痛・飲み込み時の違和感
- おたふく風邪の合併症:髄膜炎・脳炎・ムンプス難聴・膵炎・目の充血や目やに・睾丸炎・卵巣炎
- 予防接種推奨時期:1歳の誕生日を迎えた日以降
- 予防接種のおおよその金額:5000~7000円程度(病院により差があるため事前確認要)実費
- 予防接種推奨回数:現在は2回を推奨されている。
- 2017年の流行予想:2016年が大流行の年とされていたので大流行の兆しはなし。
予防接種で約90%防ぐことが出来るおたふく風邪ですので、できるだけ進んで予防接種を受けましょう。
おたふく風邪は、合併症を発症すると怖いですので出来るだけ低年齢で接種できるのが望ましいです。
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