
受けることが一般的になってきた、インフルエンザの予防接種。
13歳以下の子どもの場合は、2回接種となっていますね。
注射嫌いのお子さんをお持ちの方は、2回目の接種になかなか苦労するのではないでしょうか…笑
今回はインフルエンザの予防接種を受ける時に注意したいことをまとめてみました。
目次
インフルエンザワクチンはいつから受けられる?
インフルエンザのワクチンは、生後6ヶ月以降から受けることができます。
生後6ヶ月未満で受けられないのは、ワクチンを打っても免疫が定着しないため。
しかし1歳まではなかなか免疫が定着しにくいので、1歳未満のお子さんの場合はお医者さんと相談をしてみてくださいね。
ワクチンの種類は?
インフルエンザは不活性ワクチンを使っています。
不活性ワクチンというのは、細菌やウイルスは殺してあるワクチンのこと。
免疫を作るのに必要な成分だけを抽出してあり、毒性はありません。
しかし体内で増殖しないので、複数回ワクチンを打つ必要があります。
インフルエンザの場合は、1~4週間あけて2度目のワクチンを接種します。
ワクチンの効果は?
乳幼児の場合、インフルエンザのワクチンの効果は20~30%程度と言われています。接種により予防するというより、かかっても重症化するのを防ぐのがインフルエンザワクチンです。
インフルエンザは肺炎や脳症などの重い合併症を引き起こすことがありますので、集団生活などをしていて感染する可能性が高い場合は打っておいた方がいいと思います。
ワクチンを打つ時の注意
流行し始めてからでは遅い
ワクチンを打ってもすぐに抗体ができるわけではありません。
抗体ができるには、数週間かかります。
例年インフルエンザがピークを迎えるのは1月~3月ですから、逆算して第一回目を10月頃に打つとちょうどいいと言われています。
ワクチンを打った種類のインフルエンザにしか効果はない
インフルエンザと一口にいっても、A型、B型、C型があります。
また型の中でもA香港型など分かれています。
ワクチンはその年流行すると予想するものを打ちますが、あまり流行しなくても他の型のインフルエンザ患者も出ています。
そのため、自分が打った型とちがう型を拾ってきてしまうこともありえるのです。
また1度かかったのに、またシーズン中に別の型にかかる…ということも稀にですがあります。
一度病気をすると体の抵抗力や免疫が元に戻るまで約1ヶ月かかると言われていますので、体調を崩した場合は1ヶ月は注意が必要です。
卵アレルギーがある子は打てない場合が
卵アレルギーを持っている子の場合、ワクチンによってじんましんなどの症状が出てしまう場合があります。
ワクチンを打つ前、必ずアレルギーの有無など聞かれると思いますので、医師と相談するようにしてください。
どんなワクチンにも副作用はある
副作用がない薬はありません。
必ずどんな薬にも少なからず副作用があります。
これはワクチンも同じこと。
ワクチンの場合は注射部分が腫れたり、赤くなったり、熱をもつことがほとんど。
じんましんや発疹、微熱があらわれることもあります。
もしも打ったあと、高い熱が出たり、おかしいなと感じた時はすぐに病院へ。
まとめ
今回はインフルエンザのワクチンについてお伝えしてきました。
毎年大流行するインフルエンザ。
感染力も強いので、お子さんの看病をしていたら自分もうつっていた…なんて話をよく聞きますよね。お仕事をしている方なら続けて休むことになってしまい、とても大変な思いをされることもあると思います。
「インフルエンザなのに同僚が会社に来て、自分までもらってしまった」なんていう例も。インフルエンザは予防接種も大切ですが、やはり一番大事なのは、予防に努めること!
手洗い・うがい、マスクの着用をするだけでだいぶ変わります。
お子さんと一緒に、是非今年は予防に努め、元気に一年を過ごしましょう!
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